前回に続き、パブリックスペースの紹介。
今回は2層ある客室階層の上階部分のものです。

左舷側の窓際にカウンター席、内側にテーブルと椅子が並びます。

右舷側では、見学会中、ピアニストの秦野萌さんによる演奏が行われていました。
ラウンジショーはなくなりましたが、ピアノ演奏程度は乗船中もあるのかもしれません。

ピアノの側にはヘンテコな形の長いすが。

プロムナード(展望通路)。
旧きたかみではソファだった窓際の椅子は背もたれも低く、くつろげるタイプではなくなりました。

テーブルと言えるのか微妙な小さな突起物が窓枠下にあります。
スマホやペットボトルを置くことを想定しているのでしょうか。

プロムナードの奥にはマッサージ機が。
最近のフェリーでは必ず見られる設備になりましたね。

2018年に大阪~志布志航路に就航した、フェリーさんふらわあ株式会社の「さんふらわあさつま」「さんふらわあきりしま」では、吹き抜け階段の天井に投影されるプロジェクトマッピングを売りにしていましたが、この「きたかみ」でも導入されています。

夜間運航メインのこの船のデザインコンセプトは「SPACE TRAVEL(スペーストラベル)」ということで、プロムナードやエントランス、キッズキャビン等では、スポットライト型プロジェクターを使い、宇宙の幻想的な雰囲気を演出したプロジェクトマッピングが投影されます。

メインのエントランスロビーの階段の天井と壁は、定刻になるとプロジェクトマッピングショーが投影されるとのこと。

プロムナードの窓と窓との間の壁にも投影が。
夜間、窓の外が真っ暗になった状態だとまた違った見え方をするのかもしれません。

3台のスポットライト型プロジェクターを使用。

案内所横の壁にはウェルカム演出が。

その近くの床には誘導案内を投影。
ちょっと見にくいですね…..こういう目的には向いてないかと。

外部甲板へは、強風の時を除いて乗船中も出ることができます。
テーブルやベンチはなく、旧きたかみにあった、ボール遊び等ができるオープンスカイホールもありません。

以上で、太平洋フェリーの新造船「きたかみ」の紹介は終わりです。

旧きたかみと比べると、全体的にかなりグレードダウンしていることを感じます。

昨年あたりから、メディアでも紹介されるようになり、フェリー利用が見直されてきているので、合理化フェリーだけでなく、バブル景気の頃に建造されていたような豪華フェリーの登場も期待したいですね。

(おしまい)