埼玉県比企郡吉見町にある人工洞窟。
「巌窟(がんくつ)ホテル高壮館」が正式名称ですが、崖を掘ってる姿を見た多くの人が「巌窟掘ってる」と言っていたことからそのように呼ばれるようになったもので、宿泊施設ではありません。

所有者であった故・高橋峰吉氏が、醸造用の冷蔵庫を造ろうと思ったのがきっかけで、明治37年から大正14年8月までの21年間をかけて崖を掘って造った手彫りの洞窟で、館内の花瓶や棚等はすべて掘り残して造られているのだそうです。

かつては見学もでき、大正時代の初め頃には整理券を配るほど多くの観光客で賑わったそうです。

現在は閉鎖されていて、敷地内へ入ることはできませんが、道路を挟んだ向かい側にある、高橋峰吉氏の家系の方が営む茶屋「巌窟売店」で展示されている当時の貴重な写真等を自由に観ることができます。

高橋峰吉氏と巌窟ホテルの構想図。
3層構造を目指していたそうですが、2代で掘れたのは2層まででした。

息子の高橋泰次氏は、2代目として表面の塗装等をしたそうです。

訪問記念にもらったパンフレット。
左上の写真が、高橋峰吉氏。

裏側には洞窟の構造図が。

見学できた時代に行ってみたいです。