西武鉄道の小川~玉川上水間は、かつては、小川から日立航空機株式会社の立川工場までの専用線として使われていたものです。
日立航空機株式会社(旧・東京瓦斯電気工業株式会社)は、1938年に建設された航空機のエンジンを製造する軍需工場でした。

受電した電気を変電し工場内に供給していたのが、この変電所。

外壁にある無数の穴は、太平洋戦争時にアメリカ軍の攻撃を受け、機銃掃射や爆弾の炸裂により開いたもので、1993年まではこの姿で変電所として使用されていました。

軍需工場跡は、現在は都立公園として整備されていますが、変電所跡は次代に伝える戦災建造物として、取り壊されることなく保存されています。

こちらは工場内に工業用水や飲料水を供給していた給水塔の残骸。
2001年に解体された後、弾痕が残る壁面部分がモニュメントとして置かれています。

変電所跡の周囲には、変電所に関係するモニュメントも。

エンジン付きのプロペラもありました。