商船三井フェリー新造船「さんふらわあふらの」スーペリア(その1)
スーペリアは、旧1等室に当たる部屋で、この船では、和洋室タイプ、和室タイプ、洋室タイプ、ペットを室内に持ち込めるウィズペットルームがあります。
共通して、テレビ、シャワー&トイレ等の設備とパジャマ、タオル、バスマット、スリッパ、湯沸かしポット、ドライヤー、歯ブラシセット等々、ビジネスホテル並の設備や備品が備え付けられています。
また、個室の共通設備として、空気清浄機(プラズマクラスター)がすべての部屋に置かれていました。
結構な台数になりますが、背部のフィルター部の掃除はちゃんとしてもらえるのでしょうか。
意外と埃がたまりやすいです、これ。
こちらは4名定員の和洋室タイプの部屋。
ナイトテーブルがただの台で、時計や室内照明のスイッチ等はありません。
ベッド側から入口方向をみたもの。
ウィズペットルーム以外はこの部屋と同じように靴を脱いで過ごせるようになっています。
ドア手前に仕切りカーテンが付いているのは、開閉時に通路から見えないようにするためでしょうか。
旧・さんふらわあふらのと違って、2段ベッドではなく、2人はベッドを利用し、他の2人は床に折りたたみ式マットレスを敷いて寝るようになっています。
客室層の最下層(下は車両甲板)にありますし、ちびっこ連れ家族にはこの部屋が向いています。
上の画像の左のドアの奥にあるトイレとシャワー、洗面設備。
画像には写っていませんが、左側に洗面台があります。
この設備は、スーペリアの他のタイプの部屋も皆同じ造りになります。
トイレとシャワースペースの床は少し段差がついているものの、シャワーカーテンで仕切るタイプなので、シャワーを利用すると、トイレ兼洗面所の床が濡れてしまいそうな造りです。
ベッド足元の居間部分には液晶テレビや小型冷蔵庫、湯沸かしポットが備え付けられています。
入口近くの壁にドレッサー。
電源コンセントがあるのでここでドライヤーも使えます。
こちらもスーペリアの他のタイプの部屋も皆同じ造りになっています。
次は和室タイプ。
畳敷きで窓付近も和風にしています。
新日本海フェリーの「旧・あざれあ」「しらかば」の1等和室並を思い出させる狭さ。
名称は和室ですが、あくまで「和室風」であって、和室ではないため、布団類をしまう押し入れはありません。
そのため、常に布団を室内のどこかに置いた状態で過ごすことになり、実際の広さよりもさらに狭く感じると思います。
壁にコンフォートと同じ照明。
反対側には壁掛けタイプの液晶テレビがあります。
こちらは2名定員のインサイドルーム。船の中央にあるため、部屋には窓がありません。
オーシャンビュールームと同じ資材が使われているのか、窓がないのに丸くくり抜かれたデザインになっています。
2段ベッドで、上段ベッドは折りたたみ式。
3名で利用する場合は、左に置かれたソファを可変式のベッドとして利用します。
液晶テレビがこんな位置にありました。
下段ベッドから見るには良い位置かもしれませんが、上段ベッドからは見えませんし、居間部分からも見にくい位置にあります。どうしてこんな所に設置したのでしょう??
各部屋の広さは和洋室13.35㎡、和室、洋室とも8.72㎡で、「らべんだあ」の和洋室17㎡、洋室10㎡と比べるとひとまわり狭くなっています。
※2017年8月に就航した「さんふらわあさっぽろ」は、ここで紹介している「さんふらわあふらの」と姉妹船で、船の構造は同じです。