太平洋フェリー新造船「きたかみ」船内見学会、今回は飲食設備・浴室等の状況です。

旧「きたかみ」にあったカフェはなくなり、食事のできる施設はレストランのみになっています。
軽食程度でいい人には喫茶店は手頃だったのですが…。

レストランは、旧「きたかみ」のような豪華さはなく、機能性とコストを抑えたような造り。

バイキング形式で、入口にある自販機で食券を購入して入店する仕組み。 価格は、朝食・昼食とも1,000円、夕食は2,000円。

最近建造されたフェリーでよく見かけるコイン購入式ビアサーバ。

この時点では椅子がまだ置かれていませんでした。 カウンター席風の一人席が多く設けられているのがわかります。

レストランの出口にアコーディオン式の仕切りが。

反対側にも。レストランの利用者数によって、席数を増減できるようするためのものだと思われます。

売店は、「いしかり」「きそ」や先代「きたかみ」と比べてかなり縮小され、品揃えも少なくなっています。 店員は案内所の乗務員が兼務し、合理化。

上階の自販機コーナーには、インスタントカップ麺も売られていました。 パブリックスペースでのカップ麺禁止を求めていた太平洋フェリーも変わりました。

続いて展望大浴場等の状況。

旧きたかみとの主な違いは、浴室内のサウナ廃止、別室に共同シャワールームの設置等。
利用可能時間は、乗船から入港30分前までと夜間も利用可能なので、時間をずらせば混雑も避けられそうです。

脱衣所は、旧きたかみよりも、奥行きがあり、幅も広くなっています。

旧きたかみでは扉のない棚に置かれた脱衣籠に着替えや脱いだ服を置いて入るようになっていましたが、新きたかみでは、鍵付き脱衣ロッカーになり、その数も数倍に増えています。

パウダースペース付き。

浴槽は円形のものが2つ並ぶデザイン。
大きさは、旧きたかみに比べて半分から3分の2位に縮小されています。

円形の浴槽の縁部が少し浅く、中央部が深い造りとなっていて、小さいため、よほど入浴客が少ない状態でないと肩まで浸かるのは無理。
腰掛けて半身浴するようなスタイルを想定しているものでしょうか、何を目指した浴槽なのかわかりません…。

浴槽の縁には、これまでの太平洋フェリーの船にはなかった掛け湯の設備。
消毒用の塩素たっぷりの湯だとは思いますが、洗い場の空きを待つ人や体を洗わずに浴槽に浸かろうとする人を考えての衛生対策の一つでしょうか。

洗い場は、隣の席との間に仕切りが付いていて、両隣の人へのシャワー水や泡飛びに配慮。
浴槽との間の通路幅は、旧きたかみより広くなっています。

続いて共同シャワールーム。
太平洋フェリーでは発の導入です。

脱衣所前の扉が閂付きなので、荷物を置いていても安心。

洗面台とドライヤーも備わります。

 

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