東京都東大和市では、現在保存・改修工事を行っている戦災建造物「旧・日立航空機立川工場変電所」の公開を8月より再開する予定をしています。

同変電所は、軍用機のエンジンを製造する軍需工場「日立航空機立川工場」に減圧した電気を送る施設でした。
太平洋戦争時にアメリカ軍の攻撃を受け、機銃掃射や爆弾の炸裂により外壁に無数の穴が開いているのが特徴。

旧日立航空機立川工場変電所2

1995年に市の指定文化財となり、都立東大和南公園の一角で月1回公開されていましたが、耐震強度の問題や老朽化による雨漏りのため一旦公開を停止し、2020年(令和2年)9月より公開に向けた保存・回収作業を行っていました。

8月に予定されている市のイベント「平和市民のつどい」での披露を予定されており、その後は週2回公開される予定で、変電設備の操作盤などがある2階にも上がることができるようになるそうです。

 東大和市紹介ページ

 毎日新聞記事

〔追記〕
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、8月公開を中止し、一般公開が見合わされていましたが、緊急事態宣言が解除されたことを受け、10月20日より一般公開されることになりました。