東京~新門司(北海道)を航路とするオーシャントランス株式会社(通称:オーシャン東九フェリー)は5月18日、運賃と料金体系を7月1日より変更することを公表しました。主な改訂点は、
・一般のフェリーで1名分の旅客運賃が含まれる自動車航走運賃を2名分までに拡大
・ルームチャージ制としている個室料金について、1室あたり料金としていたものを1名あたり料金に変更(withペットルーム除く)
・1名で個室利用の場合、旅客のみは原則3名定員部屋、乗用車ありだと4名定員部屋を割当
運賃自体は値上げとなっていますが、料金体系の変更により徒歩乗船で相部屋利用する場合を除き実質運賃値下げとなっています。
7月1日から運賃改定ということなので、同日に横須賀~新門司の新航路を開設する東京九州フェリーへの対策のようにも思われます。
ちなみに両社の運賃を東京~新門司間の料金(7月1日乗船)で比較すると、
①旅客のみ1名で乗船し、2等洋室を利用
オーシャン東九フェリー:17,220円
東京九州フェリー :12,000円
②旅客のみ1名で乗船し、個室を利用
オーシャン東九フェリー:21,220円(3名定員個室)
東京九州フェリー :44,000円(ステート)
③乗用車(5m未満)あり1名で乗船し、個室を利用
オーシャン東九フェリー:47,860円(4名定員個室)
東京九州フェリー :72,000円(ステート)
④乗用車あり4名で乗船し、個室を利用
オーシャン東九フェリー:96,840円(4名定員個室)
東京九州フェリー :108,000円(ステート)
上記は一例ですが、少人数で個室利用する場合はオーシャン東九フェリーのほうが安く、相部屋利用だと東京九州フェリーのほうが安くなります。家族等の大人数利用だと、船内設備が充実している東京九州フェリーのほうが分がある状況です。
オーシャン東九フェリープレスリリースページ(※公開終了)