三菱重工業下関造船所において10月8日、大阪南港(大阪府)~北九州(福岡県)を航路とする名門大洋フェリー株式会社が2021年から2022年にかけて就航させる新造船のうち、2022年3月下旬に就航予定の2番船の命名・進水式が行われました。船名は「フェリーふくおか」。
(提供:名門大洋フェリー)
〔主要目〕
・全長:195m、全幅:27.8m
・総トン数:約15,400t
・車輌積載台数:トラック約162台(12m換算)、乗用車:約140台
・旅客定員:675名
〔特徴〕
・ハイブリッド型推進方式、空気潤滑システム、アジマススラスター等の採用による省エネ化
・スクラバーの採用により排ガス中のSOx(硫黄酸化物)を低減
・トラック積載台数を現行船の1.5倍に増加
・旅客甲板に乗用車積載スペースを確保し利便性を向上
・電気自動車用充電器の設置
・船内全体の抗ウイルス・抗菌加工施行、大部屋客室の廃止等の新型コロナ感染症対策
・シングルルームとツインルームを増設し、トイレ・シャワー付きツインルームを新設
・授乳室、キッズルーム、パウダールームの新設
・電気自動車用充電器の設置
・エレベーターの増設(現行1基→2基)
・トラック積載台数の増加、二層同時荷役方式の採用により荷役時間を短縮化
・ドライバーズルームを個室化 等
名門大洋フェリープレスリリースページ
〔追記〕
11月12日にフェリーふくおかの就航日が2022年3月28日(新門司→大阪南港)となることが公表されました。