「らべんだあ」「あざれあ」は、新潟(新潟県)~苫小牧(北海道)航路の「ゆうかり」「らいらっく」の代替船として2017年に就航した新日本海フェリー株式会社の姉妹船です。
高速フェリーではありませんが、外観の特徴でもある垂直船首や近接二軸推進システム、MALS等の採用により省エネ化しつつ航行速度を上げたことで、従来より航行時間が短縮したため、出港時刻を約1時間30分遅らせる運航ができるようになりました。関東圏を朝出発して新潟出港に間に合うダイヤとなったことは旅客利用者にはありがたいです。
高速フェリーではありませんが、外観の特徴でもある垂直船首や近接二軸推進システム、MALS等の採用により省エネ化しつつ航行速度を上げたことで、従来より航行時間が短縮したため、出港時刻を約1時間30分遅らせる運航ができるようになりました。関東圏を朝出発して新潟出港に間に合うダイヤとなったことは旅客利用者にはありがたいです。
客室は、同社の従来船にあった大部屋の2等和室を廃止し、最近のフェリーの傾向となっている個室数を増加、相部屋、個室とも5年前に建造された同社「すずらん(2代目)」「すいせん(2代目)」のものから内容が改善されています。
客室の改善に力が入れられている一方で、すずらん、すいせんにある、シアタールームやカップ麺コーナーは設けられず、カフェ付近の船内のくつろげるスペースは大幅縮小、プロムナードも廃止され、「ゆうかり」「らいらっく」と比べても船内のパブリックスペースが縮小されているのは残念なところ。新日本海フェリー史上最も豪華、かつ、パブリックスペースが充実していた「フェリーらべんだあ」とは名前は同じでも内容は全く異なる船になっています。
とはいえ、それは従前の同社フェリーと比べてであって、他社フェリーと比べると客室は広く、パブリックスペースも平均レベルにあります。新潟を出港した翌日の早朝に小樽着し北海道上陸初日は目一杯楽しめるので、関東圏から北海道をめざす人にはおすすめの船です。
「らべんだあ」「あざれあ」の船内の様子は、以下のページで詳しく紹介しています。
・らべんだあ、あざれあ(ツーリストA・C)
・らべんだあ、あざれあ(ツーリストS)
・らべんだあ、あざれあ(ステートA)1
・らべんだあ、あざれあ(ステートA)2
・らべんだあ、あざれあ(デラックス)
・らべんだあ、あざれあ(スイート)
・らべんだあ、あざれあ(食事等)
・らべんだあ、あざれあ(浴室等)
・らべんだあ、あざれあ(パブリックスペース1)
・らべんだあ、あざれあ(パブリックスペース2)
全長 | 197.5m |
全幅 | 27.0m |
総トン数 | 14,214t |
旅客定員 | 600名 |
車両積載台数 | 乗用車22台、トラック150台 |
造船所 | 三菱重工業下関造船所 |
- 2022年6月より、レストランがカフェテリア方式から、タブレット端末によるセルフオーダーシステムに変更になりました。