※「らべんだあ」と「あざれあ」は姉妹船(同型船)であるため、客室や船内設備は同じです。ここでは主に「らべんだあ」の画像を使って紹介しています。
新日本海フェリー「らべんだあ」「あざれあ」の客室は、個室のスイート、デラックスA、ステートAと半個室のツーリストS、相部屋のツーリストA、Cの5クラスあります。ここではツーリストSを紹介します。
ツーリストSは、1段ベッドと脇に専用スペースがある簡易個室タイプの部屋で、海(外)の見えないインサイドに配置されています。
5年前に就航した同社「すずらん」「すいせん」では、閂(かんぬき)で内側からしか施錠できない(=部屋から出る際は施錠できない)タイプでしたが、「らべんだあ」「あざれあ」では、外側からも施錠できるしっかりしたドアになっています。
しかも、上級個室と同じカードキータイプの電子錠。
ツーリストS区画の通路。両脇に部屋が並びます。
室内には、腰掛けとしても使えるベッドと、広めの占有スペース、テーブル、背もたれのない椅子が備え付けられています。
ベッド部分は、LED照明や電源コンセント、手すり、枕、シーツ、キルケットといったツーリストAにあった備品に加えて、足元の壁に液晶テレビが付いています。テレビの操作はLED照明脇のリモコンで。
扉は手前と奥のどちらにも開く造りになっています。
車いす等、体の不自由な方が利用しやすいようにしているのでしょうか。
ツーリストSは、貸切料金を支払わず一人で利用できるので、一人旅でプライベートを確保しつつ、運賃も抑えたいという人に向いています。占有スペースも広いので、ライダー・バックパッカー等の船内に持ち込む荷物が多い場合にも使い勝手が良いです。それでいて、ツーリストAとそれほど運賃差もないのでおすすめの部屋です。