※「はまゆう」と「それいゆ」は姉妹船(同型船)なので、客室や船内設備は同じです。
東京九州フェリー「はまゆう」「それいゆ」の客室は、個室のデラックス、ステートと半個室のツーリストS、相部屋のツーリストAの4クラスあります。ここではツーリストSを紹介します。
ツーリストSは、1段ベッドと脇に専用スペースがある簡易個室タイプの部屋になります。
ツーリストクラスはインサイドに配置されることが多いですが、「はまゆう」「それいゆ」では区画がアウトサイドにあるため、陸側で窓に近い部屋であれば、室内でも携帯電話の電波を受信することも可能です。
ツーリストS区画の通路。両脇に部屋が並びます。
各部屋の出入口ドアは、ビジネスホテルと同じオートロック式になっています。
ドアの解錠は、5年前に就航した同じSHKライングループの新日本海フェリー「らべんだあ」「あざれあ」ではカードキーを使っていましたが、「はまゆう」「それいゆ」では、QRコード読み取り式になっています。
最近は常時持ち歩く人の多い、スマートフォンの画面に表示させたQRコードで解錠することもできるメリットがある一方、カードキーと比べると認識率が低いというデメリットがあり、改善されたと言えるか微妙なところ。
室内の様子。
1段ベッドとその脇のスペースにテーブルと椅子が備わります。
ベッドの足下側の壁には液晶テレビが。
ベッドとテーブルの間には枕元照明と、室内照明のスイッチ、電源コンセント、USBコンセント等が集約されています。
「らべんだあ」「あざれあ」では1つだった電源コンセントが2つに増設、USBコンセントを新規追加、ベッドに横になっていても室内照明の点灯・消灯ができるようになっていたりと細かい部分の改善がみられます。
テレビのスピーカーはなく、中央下にある接続口にイヤフォンを差して音声を聞くことになります。
イヤホンは3.5mmのミニタイプ。持参しなくても、フロントで無料貸出をしてくれます。
イヤホンジャックの上にあるHDMI端子はテレビをモニターとして利用するためのもの。
接続ケーブルを持参すれば、スマートフォンやタブレットの動画を液晶テレビで見ることも可能です。