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商船三井フェリー さんふらわあふらの(2代目)

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「さんふらわあ ふらの(2代目)」は、「さんふらわあ ふらの(初代)」の代船として2017年に就航した、大洗(福井県)~苫小牧(北海道)間を航路とする商船三井フェリー株式会社のフェリーで、「さんふらわあ さっぽろ(2代目)」とは姉妹船になります。ハイブリッド型CRP推進システムを搭載したことで速力が上がり、航行時間を従来船よりも短縮、1時間出港を遅らせるダイヤに変更しています。

船内は、二階層吹き抜けの明るく開放的なプロムナードが特徴で、最近のフェリーに導入されている上等級客室の専用テラスやペットと一緒に泊まれるウィズペットルーム、ドッグランといった設備もあります。一方で先代や他社フェリーと比べて狭い客室が狭いものとなっているのは残念な特徴です。

 

本州側の発着場所である大洗は関東圏からフェリーを利用して北海道へ行くには最も近い港になりますが、運賃が高く、夕方出港という点を考えると他社の北海道行きフェリーを利用する場合と総合的な交通費はそれほど変わらず、また、新造船就航により船体は新しくなったものの、全体的に個室が狭いため割高感があります。北海道へ行く手段を検討する際には、他フェリー会社の新潟~小樽又は苫小牧航路や仙台~苫小牧航路も選択肢として考えたほうが良いでしょう。(2017年乗船)

客室は、個室のスイート、プレミアム、スーペリア(和洋室、洋室、和室)、コンフォート、ツーリストの4クラスで、個室にはカード式のドアキーが新たに導入されています。うち、スーペリアクラスにはペットと一緒に利用できるウィズペットルームが、ツーリスト、プレミアムにはバリアフリー対応部屋が用意されています。

ツーリストは、雑魚寝スタイルの相部屋で、枕とキルケットのほかに専用のマットレスや天井近くに荷物を収納できる棚、服が掛けられるハンガー、枕元に小棚、スマホ充電等に利用できる電源コンセントが備わっています。隣席との間に足元まで引けるカーテンが付いているのは、フェリー発。相部屋ではあるものの、ある程度のプライバシーが確保できるようになっています。最も旅客運賃が安い部屋になりますが、コストパフォーマンスが高くおすすめです。

コンフォートは、寝台スペース内にテレビが付いたもの。最近は上下段の出入口が別になったセパレート式のものが主流ですが、このフェリーのコンフォートは出入口が同じで、2段ベッドの梯子の代わりに階段が付いただけのものとなっています。上段利用者は靴を履いたまま階段を上がるため、下段の人はカーテンをしっかり閉めてないと寝床に埃やゴミが入ってくるので、下段の利用はおすすめできません。

スーペリアは旧1等室にあたる部屋で、旧さんふらわあふらの、さっぽろでは個室内には洗面台のみだったものにトイレとシャワーブースが追加されているのが大きな改良点で、トイレの都度、部屋を出て共用トイレに少し歩いて行く手間がなくなりました。一方で、旧船ではすべて海が見えるアウトサイドに配置されていたものが、このフェリーでは2名部屋がインサイドに配置されている残念な仕様となっています。

スイートとプレミアムには、最近のフェリーの上等級客室の標準設備となりつつある、専用バルコニーが設けられています。就航当初はバルコニーにデッキチェアとテーブルが置かれていましたが、安全上の理由によりその後撤去されています

       
ツーリスト コンフォート スーペリアインサイド(3名定員)
スーペリア スーペリア スーペリア
プレミアム スイート スイートのテラス
食事ができる施設は、バイキング形式のレストランのみ。旧さんふらわあふらのに比べて、テーブル間隔が狭く、使用されているテーブルや椅子の質感が下がり、レストランというより、リーズナブルなファミレスという雰囲気になっています。

就航当初は朝昼夕とも営業されていましたが、2018年5月より昼食の営業を終了し、朝夕のみの営業となっています。他フェリー会社のような軽食が食べられるカフェのような別の飲食設備はなく、また、冷凍食品の自販機もないため、レストランを利用しない場合は、食料を持ち込むか、売店で販売しているカップ麺を食べることになります。

レストランの一部のスペースは、営業時間外はフリースペースとして開放されているので、持ち込んだ食料を食べる場合はこちらも利用できます。

 
レストラン レストランのフリースペース 売店

 展望浴場はサウナ付きで、浴槽や洗い場は旧さんふらわあふらの、さっぽろの間をとったような広さになっています。洗い場の浴室の奥にあるサウナルームはアウトサイドに設置され、外の景色が見えるようになりました。脱衣所・洗い場は先代よりも小さくなっています。

 
浴室 洗い場 サウナ
プロムナードは二層吹き抜け構造で窓の面積も大きくとられていることから明るく、開放感があります。旧さんふらわあふらの、さっぽろの船内に点在していたレストスペースをこのプロムナード1カ所に集約しているため、広くはあるものの、客室以外で過ごす場所がここしかありません。また、通路沿いに椅子が並べられていますが、ほとんどには背もたれがないため、ゆったりくつろぐというわけにはいかなそうです。

コインロッカーは、100円返却式の無料のものの他に、有料になりますが、冷蔵機能付きのものが設けられています。旅先で要冷蔵の土産物を持ち帰るのに使えそうです。

外部甲板にある予約制のドッグフィールドは、屋根が付いているため、天候に左右されず利用することができます。ペットの排泄物入れや洗い場も備わっています。

    
プロムナード1 プロムナード2 イベント用スペース!?
コインロッカー ドッグフィールド 展望デッキ
 

上記以外に、ベビールーム、ゲームコーナー、キッズランド、マッサージコーナー、コインランドリー、アルコールやソフトドリンク、アイスクリームの自販機、給湯器、冷水機等の設備があります。

 

さんふらわあふらの(2017年就航)
全長 199.7m
全幅 27.2m
総トン数 13,816t
旅客定員 590名
車両積載台数 乗用車146台
トラック154台
造船所 ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所磯子工場
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