旅好き作者が訪れた全国の温泉や名所、旅先で見つけた珍品等を紹介

敏音尻岳(中頓別町)

敏音知(ピンネシリ)岳は中頓別町にある標高704mの山で、登山道が整備されている山では北海道の最も北にあります。ピンネシリはアイヌ語で「男山」を表し、この山と対になるように「女山」の意の松音知(マチネシリ)岳がたっています。
道の駅「ピンネシリ」の施設内に置いてある登山者名簿に記入してから山に入ります。なぜ道の駅の中に?この山の登山口は道の駅の裏にあるのです。施設には登山用のパンフレットや掲示板には登山情報の案内があるので寄ってみると参考になるでしょう。
登山口。頂上に三吉神社(祠のみ)があるからか鳥居がある
トドマツ林の中を歩く

 

前半は整備された平坦な道が続きます。トドマツの林の中を歩き、根元から何本かの幹に枝分かれしてる「千本シナ」を過ぎて、しばらくすると熊笹が登山道を覆うように伸びている所へ。足でかき分けるようにして進んでいると、どこから獣臭がかすかに漂ってきました…..そういえば、道の駅の掲示板にこの付近何度か羆に出会ったという情報が…。心持ち熊除け鈴の音が大きく鳴るように慎重に進みます。
熊笹が登山道を覆っている。注意箇所
軍艦岩。梯子が掛けられていて上に登ることができる

 

中間地点を過ぎてからは、登山道はジグザグに山頂まで続き、山頂に近づくにつれて次第にその直線部分が短くなっていきます。奇岩「軍艦岩」を過ぎると山の尾根を辿る道に。ここから傾斜が急になるとともに、視界が開け周囲の景色が見えるようになります。上の方をみると頂上らしき所が見えます。が、登ってみるとそこは頂上ではなく、そこから上を見るとさっきと同じように頂上らしき所が見え…なかなか頂上が近づいてきません。
山頂方向を望む。あそこが頂上だ、と登るとまだだったということがこの山では何度もある
頂上手前の急な登り。登りやすいようにロープが張られている

 

最後の急な傾斜を登ると頂上に到着です。頂上からは西にサロベツ原野、その向こうの日本海に利尻岳、東にはオホーツク海、北に宗谷丘陵と360度の景色が楽しめます。天候条件の良いときには利尻岳の向こうにサハリンが見えることもあるそうです。のんびり眺めたかったのですが、時期が悪いのか頂上は羽アリがたくさん飛んでいて、どんどん服に飛びついてくる状態。座って昼食をとることもできず、少しの休憩の後下山しました。
山頂。看板右にもう一つの山頂、そしてその右隣になだらかな形の松音知岳が見える
南方向。函岳が見える
東方向。中頓別町の市街とオホーツク海。左に細くクッチャロ湖が見える
日本海方向(西)。手前にサロベツ原野、その奥に利尻岳

 

この山は、標高はそれほど高くもないことから気軽に登れ、それでいて景色も楽しめ、さらに登山口のある道の駅向かいには温泉があって下山後は疲れを癒せるという、軽登山三拍子が揃っているので、ふだん山登りをしない人にもおすすめできます。(2006年登頂)(登り:1時間30分、下り:1時間30分)

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