旅好き作者が訪れた全国の温泉や名所、旅先で見つけた珍品等を紹介

走るあん摩さん(弟子屈町)

別記事で紹介してるカレー屋において数年に渡る疑問が解決し、とてもすっきりした気分で店を出た私に、同席したとある旅人宿の宿主が一言、「実は、ここの駐車場に謎の看板があるんだ…。」 えっ?指さされたその看板には「走るあん摩さん」、そう書かれてありました。これは一体?? すっきりした気分はわずか数分でどこかへすっ飛んでいってしまいました。(笑)
 
謎の看板

とりあえず、タウンページに何か情報が載っていないか調べてみることにしました。しかし、どこにも該当する電話番号は載っていません。裏家業としてやっているのだろうか?それとも名字が「あん摩」という人だったりするのだろうか?いろいろ考えているうちに休暇が終わりに近づいてきたので、思い切って看板の下に書かれてある電話番号に電話してみることにしました。

何回かの呼び出し音のあと出てきたのはやや年配の女性の声。「走るあん摩さんの看板を見たのですが、普通のあん摩と違うのですか?」と私が聞いたところ、その女性は「旦那様が足で挟んで走るんです」と…え?だんな様??って言い方をするということはこの女性はセバスチャンやチネッテのような召使いなのだろうか?
召使いのいるあん摩治療院って?? 予想もしなかった女性の言葉に私の頭は混乱状態に。\(◎o◎)/!それ以上は何も聞けず、「なるほど、ありがとうございました。」と電話を切ってしまいました。何もわかっていないのに…。
宿に戻って、この謎の言葉を解明しようと宿主や同泊した人達に話してみたところ、「走ってやってくる出張あん摩」「体の上に乗ってマラソンするように足で踏んで治療する」「足で挟んで引きずりまわす荒治療」等々の説は出たものの、解決の糸口になりそうな意見は出てきませんでした。
旅から戻った私に宿で同泊した人から情報が入りました。看板のあるカレー屋さんが何か知っているらしい。手がかりをもらえたのは有り難かったのですが、肝心の真相については教えてもらえませんでした…。
オイオイ~! ということで、再び調査するべく渡道することにしました。

 

カレー屋さんに行って尋ねてみると、「走るあん摩さん」の名前はあん摩師がマラソン選手だからだそうです。平日はお仕事、そして休日はマラソン大会に出場しているためなかなか営業できないとか。問題のあん摩の仕方は、普通の方法でするとのこと。なぁ~んだ。
あん摩さんの家はこの近くにあるそうだ。せっかくなので行ってみることにしました。カレー屋さんの話では「店の横の道を入って左に曲がった信号のところの家」とのこと…..ん?こんな小さな集落の中に信号なんてあったっけ?と思いながら行ってみると「走るあん摩さん」の看板が。ここが家のようです。家の庭には意味もなく(?)提灯がぶらさがっていたりします。そして屋根には信号が…..この信号を言っていたとは。(笑) 私が訪れたときは信号機は動いていませんでしたが、もしかすると、営業中は点灯しているのかもしれません。待ち時間なしの時は「青」、混んでいるときは「黄」みたいに。(笑) 残念ながらあん摩さんは不在でしたが、ユニークな方であることに間違いはなさそうです。
走るあん摩さん宅。屋根の上に信号が…

 

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