阿寒摩周国立公園にある屈斜路湖は、火山の噴火によって地中が空洞化し、それが陥没した所に水が溜まった「カルデラ湖」で、東西約26km、南北約20kmもある日本最大のカルデラ湖です。

湖には中島が浮かび、湖の西側からは突き出したような形の和琴半島がありますが、これらも火山で、その頂上部が湖面から突き出ているものになります。

大きな湖なので、峠近くまで登らないと見渡すことはできません。
湖を囲む峠は、西側にある美幌峠と北側にある藻琴峠・小清水峠付近、そして南西の津別峠の4つ。

美幌峠

国道243号線沿いの網走郡美幌町と川上郡弟子屈町の町境にある峠で、大型のレストハウス「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠」があり、屈斜路湖を囲む峠の中では最も賑わいます。

駐車場から歩いて行ける展望台まで上がると標高は525m。360度の視界が広がり、屈斜路湖を一望できるほか、阿寒の山々やオホーツク海、天候条件の良い時には知床の山々まで見渡せます。

   

藻琴峠・小清水峠

道道102号線沿いにある峠で、どちらも峠のある位置からの屈斜路湖の展望は良くありません。
藻琴峠のほうは、峠から分岐する道を登った先にある道の駅「ハイランド小清水725」が、小清水峠のほうは、弟子屈町よりに少し下った所にある「藻琴山展望駐車公園」が展望スポットとなっていて、天候の良いときには、屈斜路湖はもちろん、その奥に阿寒の山々を見ることができます。日中は湖が逆光となる位置にあるため、朝方に行くのがおすすめです。

ハイランド小清水725から見る屈斜路湖。

(Photo:Yamamoto)

小清水峠近くの藻琴山展望駐車公園。

津別峠

津別町と弟子屈町の境にある峠で、西洋の城風のレストハウス兼展望台があります。
なんでも中世ヨーロッパの古城をイメージして造られたとか。北海道だと日本の城よりも西洋の古城のほうが似合っていますね。

津別峠は標高が947mと、美幌峠(標高490m)や小清水峠(標高725m)と比べて最も高い所にあるため、他の峠では湖が望める天候であっても、ここだと霧で何も見えないようなこともあるので、ライブカメラで確認してから行った方がよいでしょう。他の峠と違い、峠へ続く道が狭いため、運転は慎重に。