青森県平川市にある温泉宿。なだれ注意の看板(どう注意すればいいのだろう?)がそこら中に立っているスリル満点の国道を外れ、雪深い道を1kmほど進んだところにある鄙びた一軒宿。立地条件からして貸し切り状態になるかと思ったら意外とたくさんの人が入浴していました。
浴室は男女別の内湯が1つずつ、浴槽は5~6人が入れるくらいの小さめの浴槽が1つのみ。そこに毎分500リットルも湧き出す源泉が注がれるので、小さな浴槽から湯は豪快に溢れ出し、常に床一面が水ならぬ湯浸し。そのため、湯に浸からずに床に寝転がって温泉を楽しんでいる人が何人もいます。これがこの湯の入浴の仕方なのだそうです。
窓の外を見ると浴室から排出された湯がドバドバとそのまま捨てられています。何という贅沢。豪華な料理や、新しくてきれいな設備なんていりません、この湯さえあればそれで十分、そう思える温泉です。(2002年入湯)
所在地 | 青森県平川市碇ヶ関西碇ヶ関山1-467(Tel.0172-46-2533) |
入湯料金 | 250円 |
日帰り利用時間 | 9:00~20:00(通年営業) |
泉質 | 含石膏弱食塩泉 |
おすすめ | ☆☆☆☆☆ |