和歌山県西牟婁郡白浜町にある日帰り温泉。温泉街を通る道路を逸れて細い道を少し進んだ先にあり、その分岐点がわかりにくく、初めて行くときは迷うこと間違いなし。波の浸食作用によって荒磯に自然にできた窪みを浴槽に利用した豪快な露天岩風呂で、白浜温泉にある他の共同浴場と違って内湯はありません。歴史のある温泉で、日本書紀や万葉集などに「牟婁の温泉」「紀の温泉」の名で登場し、飛鳥時代から奈良時代にかけて、斉明・天智・持統・文武天皇が行幸の折に沐浴されたと伝えられています。
私が訪れたときは、潮が引いている時間帯で、通常は海に浸かっている岩場が海面から顔を出していました。管理人に伺ったところ、昔はそこが浴槽として使われていたもので、大地震により沈下してしまったため、現在の浴槽に変わったのだそうです。(2002入湯)
崎の湯は、2004年1月に改装され、それまであった浴槽の奥(海側)に新たにもう1つ浴槽が造られ、鍵付きロッカーも設置されました。これに伴い、無料だった入浴料も有料化されました。(2011年追記)
所在地 | 和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎1668(Tel.0739-42-3016) |
入浴料金 | 400円 |
営業時間 | 8:00~18:00(7~8月は7:00~19:00、10月~3月は8:00~17:00、水曜定休) |
泉質 | ナトリウム-塩化物泉 |
おすすめ | ☆☆☆ |