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TRANSALP(GIVI製品)

GIVI社はハードケースやスポイラースクリーン(ロングスクリーン)、エンジンガード等を製造・販売しているイタリアのパーツメーカーです。以前は、日本では主に「羽田ホンダ」が輸入販売をしていましたが、その後「DAYTONA」も参入、業販を始めたため、ちまたのバイク用品店で商品の陳列・値引きが見られるようになりました。

1.スポイラースクリーン

純正スクリーンの上方向を延長したもので、空力特性・快適性を改善し、走行中の風圧による疲労を軽減する効果があります。超高速バイク向けのDHシリーズと、一般向けのDSシリーズの2種類があり、いずれも色はセミスモーク仕様で純正品と比べてフロント周りが引き締まります。

ゼルビスに取り付けてみたところ、低速でも風の流れが変わったのが体感できました。スピードを上げるほど防風効果が大きくなります。ただ、防風効果向上の副作用として速度感が変わってしまうので、スピードを出し過ぎに注意した方がいいかもしれません。

トランザルプのほうは、納車時に純正スクリーンから交換したので違いはわかりませんが、純正品に比べて15cm程延長され、上端部の幅も広くなっているので、かなりの効果が出ていると思われます。実際、最高速度まで上体を屈めずに巡航することができました。欠点は風が当たらないので夏は熱いことでしょう。

実用性の高い後付けパーツですが、バイクのウィンドスクリーンは車種によってそれぞれ形が異なるため、自分の乗る車種用の製品が存在しなければなりません。また、存在したとしても、その商品が上記2社に在庫として日本になければちょっとやっかいです。

というのも、2社ともラインナップ商品は在庫を持つようにしているようですが、そうでない車種のものは受注してから発注される仕組みになっているからです。その場合、イタリアから取り寄せることになるので、納品までに気長に待つ余裕が必要です。2001年に「羽田ホンダ」で購入した際、発注から納品までに4ヶ月かかりました。なんでも貨物船に乗って日本へやってくるのだとか。(2001年記)

2002年よりCB500S用スクリーン(ゼルビスと同じカウル)がデイトナのラインナップに追加されました。その後、ゼルビスの取付確認ができたようで、春より「ゼルビス用」とも表記されるようになりました。マイナー車に乗っているオーナーにとってはうれしいことですね。もちろんトランザルプも当初よりラインナップされています。(2002追記)

スクリーンの先端が反り返っているのが特徴トランザルプに装着した状態

2.ハードケース

日本の多くのライダーは格好悪いと思いこんでいるのか、ハードケースをあまり利用していないようですが、欧州ではケースを付けてタンデム(二人乗り)でツーリングというのが一つのスタイルとして定着しています。高速道路のバイク二人乗りが解除されるとバイク文化後進国の日本でも普及するかもしれませんね。GIVI社の他に、同じイタリアのノンファンゴ、ドイツのクラウザー社やヘプコ&ベッカー社等、様々な海外メーカーから発売されています。日本でよくみるのは、GIVIとクラウザー、南海部品で取り扱われているSHADでしょうか。

GIVI社の場合、トップケースとサイドケースがラインナップされ、16~52リットルまで様々な容量のものが用意されています。未塗装の価格設定を抑えたものから、バイクのボディ色と合わせられるように塗装された高級タイプまで様々。また、トップケースの取り付けに伴うストップランプの被視認性の悪化を避けるため、ケースにLEDを使ったハイマウントストップランプを内蔵した製品もあります。

写真左上のケースは30リットルの汎用タイプです。30リットルと聞いてもどれくらいの大きさかピンと来ないと思いますので、ヘルメットを入れてみました。ご覧のようにヘルメットがすっぽりと収まり、まだ余裕があります。続いて写真下はその後導入したE360N(40リットル容量)です。前者よりも横長な形状をしていて底面積が広いことから荷物が詰め込みやすいです。

いずれのケースもキーロック付きなので、保安面でも安心です。このロックはベースラックとケースとのロックも兼ねています。
ベースラックとバイクとの固定は、W字型の金具を使ってキャリヤに固定する汎用タイプと、車種別に用意された専用フィッティングパーツを用いるものがあります。車種別フィッティングパーツは、日本で販売されているバイクすべてにあるわけでなく西欧で販売されている車種に限られます。対応車種をみていると、日本とバイク文化先進国のヨーロッパとのバイクの指向の違いを感じます。こちらのほうもトランザルプ、CB500S(ゼルビスと同じカウルが使用されているバイク)ともラインナップされています。

実際使ってみると、荷物をバイクに固定する際にロープを使わなくてもよくなるため、荷物の出し入れが簡単にできてとても便利になりました。また、防水性もあるので雨の日も安心です。たいていの人が一度ハードケースを使うとバイクを乗り換えても再び取り付けるようになる、というのがよくわかります。

ヘルメットが余裕で入る大きさ(E30N)ゼルビスに装着(E30N)
ヘルメット2つを収納可能(E360N)トランザルプに装着(E360N)

3.エンジンガード

エンジンの周囲を囲むような形状をした鉄製のパイプで、転倒時の被害の軽減(バイク、人とも)に効果を発揮してくれるパーツです。重量は約3~4kg。取付後は重心が少し下がったことと足つきが極わずかに良くなりました。ったくらいで、ほとんど乗った感じの違いはわかりません。

部品供給に時間がかかる可能性のあるトランザルプの場合、立ちゴケ等の転倒は許されるものではなく(笑)、まず取り付けたいパーツですが、欧州製のエンジンガードはこれまで入手に手間や時間が掛かっていました。しかし、2002年春より(株)デイトナで取り扱われることになりました。これにより、在庫切れの場合を除き、すぐに入手することができるようになりました。

デイトナに確認したところ、当面は、現行のトランザルプ650V、旧型600V、アフリカツイン、バラデロ、のホンダデュアルパーパス3兄弟が商品としてラインナップされるそうです。また、それ以外の車種についても取り寄せに少し時間はかかるものの取り扱ってもらえるとのこと。600Vと400Vはボディは共通なので、400Vにも取り付けることができるはずですね。

なお、エンジンガードのボディへの固定には、センタースタンド取付部を利用しますが、共用するだけでセンタースタンド装着車でも取り外すことなく取り付けることができますので問題ありません。

前からカウルの流れに合わせた形状

 

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