知ってそうでいて、実は他地域から訪れる人よりも知らないのが地元。ということで、地元のことを知るきっかけになるかと関西を紹介するページを作ってみることにしました。
明治製菓 大阪工場
おなじみカールができあがる行程が見られる
昭和30年に設立された歴史のある工場で、知る人ぞ知る、槇原敬之の「No.1」の歌詞に出てくる「チョコレート工場」でもあります。おなじみのカールやきのこの山を製造しており、工場見学ではそれらの製造工程や充填行程を見学することができます。
工場見学は、基本的に10人以上の団体が対象となっていて、春休みと夏休みの特定日のみ9人以下の少人数対象の見学を実施しています。いずれの場合も見学日の2週間前まで予約が必要です。
後ろのほうに並ぶ人が見学窓にたどりつくまでに説明が終わってしまい、着いたときには案内の人は次のコーナーに向かって進んでいくということばかりで、見学者全体が楽しめるような配慮ができておらず残念。
[参考]
所在地 大阪府高槻市旭町1-10
開館日 月曜日から金曜日
見学時間 約2時間(9:30と13:30の1日2回)
料金 無料
交通手段 JR京都線摂津富田駅から徒歩15分
鶴橋
駅ホームの通勤客を誘う焼肉の香り
JR環状線と近鉄が交差する鶴橋駅のホームに立っていると、ただよってくる焼肉の香り。環境省のかおり風景100選にも選ばれたこの香りの元は、駅高架下に立ち並ぶ焼肉屋さんからのもの。狭い路地の脇には、焼き肉やキムチ、韓国系の食材、衣料品を扱う小さな店が軒を連ねていて日本ではないような雰囲気があります。ここへ来たら焼肉を食べずに帰るのはもったいない。でも、予算的に心配という人や夜に行くのはちょっと…という人は、ランチタイムに行くのがおすすめ。あちこちの店で数量限定でお手頃価格でたっぷり食べられるメニューが用意されています。
[参考]
所在地 大阪府大阪市生野区・天王寺区
開館時間 9:30~16:00(水曜定休日)
料金 入場無料(ただし、体験工房は有料)
交通手段 JR大阪環状線、近鉄大阪線、地下鉄千日前線 鶴橋駅降りてすぐ
京都の祇園祭
日本三大祭りの一つ
京都の祇園祭は日本三大祭りの一つ。平安時代前期、疫病が流行したときに、当時の国の数にちなんで66本の鉾を立て、災厄を行ったのが始まりとされています。
7月1日から31日まで1ヶ月の間祭は続きますが、ハイライトは17日の山鉾巡行。豪華絢爛な32基の山や鉾が、長刀鉾を先頭に、くじで決まった順番に並んでコンチキチンを奏でながら、京都市の中心街を進みます。
山鉾巡行をみたことのある人は、次は巡行前の宵山や宵々山へ。道路で山鉾が組み立てられていく姿が見られ、巡行に向けて盛り上がっていく様子が市内のあちこちで見ることができます。山鉾によっては鉾の上に登ることもできます。祇園祭は2009年9月には世界無形文化遺産に登録されました。
[参考]
巡行区域 京都市上京区の東西に走る御池通と四条通、南北に走る河原町通と新町通を結ぶ区域
料金 無料
交通手段 京都市営地下鉄烏丸駅または御池駅から徒歩0分~数十分
背割堤
意外に知られていない桜の名所
背割堤(せわりてい)は、京都府八幡市の桂川、宇治川、木津川の3つの川が合流して、名前が淀川に変わる地点にある堤防です。御幸橋から堤防の先までの約1.4kmの区間には249本のソメイヨシノが植えられていて、春になると堤防の上に桜のトンネルができます。
[参考]
所在地 京都府八幡市八幡六原
入場時間 常時可能
駐車料金 無料
交通手段 京阪電鉄八幡市駅より徒歩10分
赤川仮橋
日本では珍しい鉄道と歩行者併用橋
大阪市東淀川区と旭区を結ぶ淀川にかかるJRの貨物専用線(城東貨物線)の鉄橋に架けられた木製の歩道橋で、将来の複線化に備えて、複線分の幅の鉄橋が作られましたが、貨物線が開業以降これまで単線しか使われていなかったため、余りの部分を、暫定的に人と自転車だけが通れる木造の人道橋として架けられたものです。そのため、橋の名前にも「仮橋」と付いています。
現在は貨物線として利用されていますが、近い将来、旅客線としても使われることが予定されており(おおさか東線、2018開業予定)、それに伴い複線化されることから、この木橋の撤去が予定されています。見るなら、渡るなら今のうちに。
[参考]
所在地 大阪市東淀川区東淡路と都島区大東町の間の淀川の上
橋の長さ 約610m(所要時間約10分)
通行料金 無料
交通手段 阪急電鉄淡路駅から徒歩約25分
鮮魚列車
新鮮な魚介類を大阪・奈良へ
早朝に三重県の漁港で水揚げされた新鮮な魚介類を大阪や奈良へ運ぶ行商の人たちのために、近鉄で運行されている列車があります。伊勢の行商組合が魚介類の臭いで一般の乗客に迷惑をかけないよう、1963年から仕立てている専用列車で、鮮魚列車と呼ばれています。列車には「鮮魚」の表示が。停車する各駅では行商の方が大きな荷物を積みおろす姿が見られます。
[参考]
運行区間 近畿日本鉄道(近鉄)、大阪上本町駅(大阪市)~宇治山田駅(伊勢市)
運行間隔 上り、下りとも1日1本
運行日 年末年始と日曜、祝日を除く毎日
石切神社
できものの神様といえばここ
おできやニキビ、ガンのような腫れ物の御利益があることで知られる神社で、境内では、手に持った100本が1束になったコヨリを1本1本折り倒しながら、たくさんの人が願いを込めて、本殿と百度石の間を早足でまわる「お百度参り」の光景が見られます。
また、石切駅から神社へ続く石切参道商店街には、どうしてこんなに!?という位、占いの店が軒を連ね、あやしい雰囲気を醸し出していて別の意味で有名です。
[参考]
所在地 大阪府東大阪市東石切町1丁目1-1都府南丹市八木町美里紫野1
拝観時間 常時可能
料金 拝観料無料
交通手段 近鉄奈良線石切駅から徒歩約10分、近鉄東大阪線新石切駅から徒歩約5分
流れ橋
時代劇に出てくるあの橋
京都府南部を流れる木津川に架かる上津屋橋(こうづやばし)は長さ356.5mもある日本でも最大規模の木橋です。この橋は、増水により川面が上昇すると、橋の損壊を防ぐために橋脚を残して橋桁の部分だけが流れる仕組みになっていることから「流れ橋」とも呼ばれています。流されるといっても、海まで流れていってしまうわけではなく、8分割された橋桁が橋脚とワイヤーで繋がっているので、これを引っ張ることで元に戻すことができるのです。周囲に近代的な建物はなく、コンクリート製の護岸もないことから時代劇の撮影によく使われるので、テレビで見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。橋をのんびり歩けば気分は水戸黄門。
[参考]
所在地 京都府久世郡久御山町浜台間~京都府八幡市上津屋
見学時間 常時通行可
料金 無料
交通手段 京阪電鉄八幡市駅下車、京阪宇治交通バスで浜上津屋下車、北へ徒歩5分
らくがき寺(単伝庵)
お寺に落書きをすると御利益が
京都府八幡市にある寺。境内の大黒堂の中の壁に自由に落書きをすることができることから「らくがき寺」とも呼ばれています。落書きといっても、いたずら書きをするのではなく、願いを書きます。堂内に安置されている大黒様がよく見えるよう、壁に書くことになったのだとか。罰は当たらないのでご安心を。
この壁は毎年大晦日に塗り替えられるそうなので、書くスペースがなくなってしまうことはありません。真っ白な壁に落書きしたいなら、年明け早々に行くとよいでしょう。
[参考]
所在地 京都府八幡市八幡吉野33
拝観日 土曜日、日曜日、月曜日
拝観時間 9:00~15:00
料金 拝観料100円、落書き祈願料300円
交通手段 京阪電鉄 八幡市から徒歩10分。
サントリービール京都工場
西日本のプレミアムモルツを生産
良質の天然水と二条大麦、ホップを原料にビールが作られていく様子を、スタッフの方が製造工程に沿って工場内を案内してくれます。
見学の後はお楽しみの試飲。この工場で作られた、できたてのザ・プレミアム・モルツを試飲することができます。見学者が少ないときは、プレミアムモルツとモルツとの飲み比べをさせてもらえることも。最寄り駅からバスによる無料送迎をしているので安心して呑めます。
[参考]
所在地 京都府長岡京市調子3-1-1
受付時間 10:00~15:00または15:30(年末年始休業)
所要時間 60分(平日60分毎、休日30毎に案内)
料金 無料
交通手段 JR京都線長岡京駅、阪急長岡天神駅より無料送迎バスあり
ヤクルト京都工場
骨董品のヤクルトガラス瓶
ヤクルトの原料液やビフィーネを製造しており、工場内でビフィーネの製造工程や充填工程を見学することができます。案内は工場のおじさんがしてくれるのですが、小さい子供を連れた家族が多く、説明を聞いている人は何人いるのかと思うくらいの賑やかさ。
ヤクルトは、昭和43年頃までは今のプラスティック容器ではなく、写真のガラス瓶に入れて売られていたそうです(当時は\30~40)。こっちのほうが美味しそうに見えます。
[参考]
所在地 京都府宇治市槙島町十八38
受付時間 平日10:00、12:30、14:30、土曜・祝日10:00、12:00、14:00(日曜・年末年始休業)
※要予約
所要時間 60分
料金 無料
交通手段 近鉄向島駅からバスで10分、タクシーで5分。
京滋バイパス宇治西ICから北方向へ約200m(車で行くのがベスト)
メグミルク京都工場
自社以外の独自ブランドの謎が解明
メグミルク(日本ミルクコミュニティ株式会社)の牛乳やヨーグルトの製造をしている工場で、その工程が見学できます。ここのような大手有名メーカーでは、自ブランド製品のほかに、スーパーやコンビニの独自ブランドの乳製品も作っています。工場を案内してくれる方が、独自ブランド製品の秘密についてわかりやすく説明してくれます。
工場へは、電車を利用して行くこともできますが、交通の便があまりよくないので、車で行ったほうがよいでしょう。
[参考]
所在地 京都府南丹市八木町美里紫野1
開館日 月曜~金曜(土日、祝日、年末年始は休業)
※要予約
サントリー山崎蒸留所
名水の湧く山の麓の蒸留所
我が国初の蒸留所。常時開催されている見学ツアーでは、仕込み・発酵室→蒸溜室→貯蔵庫の順にウィスキーを製造する工程に沿って、ガイドさんが60分ほどかけてゆっくりと案内してくれます。
見学の最後は試飲。ここで作られたウィスキーのほか、離宮の水、ソフトドリンクの中から好きなものを飲むことができます(おかわり可、おつまみ付き)。
[参考]
所在地 大阪府三島郡島本町山崎5-2-1
開館日 年末年始、工場休業日を除く日
見学時間 約60分(10:00~15:00の間に1時間ごとに実施
料金 無料
交通手段 JR東海道本線山崎駅、阪急電鉄大山崎駅よりいずれも徒歩約10分。
アサヒビール吹田工場
近いようで遠い工場
明治24年から操業している歴史ある工場。入口には竣工当時の煉瓦壁がオブジェのように建っています。映画によるビール製造の紹介のあと、実際に工場内を歩いて見学、最後に工場で作っているビール試飲となります。試飲は、おつまみ付きでスーパードライや黒生をジョッキ3杯まで飲むことができます(ソフトドリンクもあり)。
難点は、見学者用入口が遠いこと。駅前に工場はあるのに、見学者用の入口は広~い工場の外壁沿いに4分の3周歩かないと着かないのです。暑い時期だったら一汗かくくらい…..ん!?もしかしたら、ビールがおいしく飲めるよう、あえて遠くしているのも。
[参考]
所在地 大阪府吹田市西の庄町1-45
開館日 年末年始と指定休業日(HPに記載)を除き連日開館
※要予約
見学時間 約90分(9:30から15:00まで受付)
料金 無料
交通手段 JR東海道本線吹田駅より徒歩約15分、阪急電鉄千里線吹田駅より徒歩約8分。
江崎記念館
大人が懐かしむ&楽しむ資料館
江崎グリコ本社の敷地内にある資料館。会社やゴールインマーク(グリコのマーク)の歴史が学べるほか、創業以来発売された商品やおまけのおもちゃがこれでもかというくらい展示されています。
兵庫県のグリコピアと違って工場見学がないせいか見学者がほとんどおらず、案内の職員さんが付きっきりで説明してくれるので、じっくり観ることができます。
写真は昭和6年にあったグリコの自販機の複製品。お金(10銭)を入れると商品とお釣り(2銭)が出てくるだけでなく、ショーケース部にあるテレビで映画が見られるという優れもの。こんなものが昭和一桁の時代からあったとはびっくりです。
[参考]
所在地 大阪府大阪市西淀川区歌島4-6-5
開館日 月曜~金曜(祝日、盆、年末年始は休業)
※要予約
見学時間 約30分(13:30、14:30、15:30の3回)
料金 無料
交通手段 JR東海道本線 塚本駅より徒歩16分、JR東西線 御幣島駅より徒歩18分。
森永製菓塚口工場
目の前で製造工程を見ることができる
キョロちゃんとエンゼルマークでおなじみ森永製菓。ここの工場では森永製菓のビスケットとチョコレートを作っています。お茶と試食用のマリーを食べながらのビデオ上映の後、手を洗ってアルコール消毒。さらに髪の毛が落ちないよう帽子をかぶって製造場所へ。工場に着くと、スリッパに履き替え、さらにエアーシャワーを浴びます。見学なのに、どうしてこんなりしっかりとした衛生管理しているのかというと、お菓子を作っている「現場」まで入って見学するからです。よくあるガラス越しの工場見学と違って、間近でみられるのが魅力です。
[参考]
所在地 兵庫県尼崎市上坂部1-1-1
開館日 月曜~金曜(祝日、盆、年末年始は休業)
※要予約
見学時間 約90分(平日10:00、14:00の2回)
料金 無料
交通手段 JR宝塚線塚口駅から徒歩7分、阪急電鉄塚口駅から徒歩20分
キューピー伊丹工場
600個の卵を1分で割る機械
兵庫県伊丹市にある(株)キューピーの工場。マヨネーズ専門の工場で一日に25mプール1杯分もの量の生産をしています。製造ライン見学での見所は割卵機。人が手で割る要領で、卵を1つ1つ機械が割っていきますが、早さが尋常ではなく、1分間に600個もの卵を割っていくのだとか。あまりの早さに、じっと見ていると目が回ってきそう。
[参考]
所在地 兵庫県伊丹市南町4-7-1
開館日 月曜日~金曜日(祝日等除く)
見学時間 約75分(9:30、10:00、13:00、13:30の4回)
料金 無料
交通手段 阪急電鉄伊丹線 稲野駅から徒歩10分、JR福知山線 猪名寺駅から徒歩5分
嵯峨野トロッコ列車
保津峡をレトロ列車が走る
トンネルが開通して使われなくなった旧山陰本線の一部を観光用鉄道として整備したもので、ディーゼル機関車が引くトロッコ列車に乗って、トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの7.3kmの区間をのんびりと走ります。
座席は木製の直角椅子なので、乗り心地はお世辞にもいいとは言えませんが、渓谷を縫うように走る車窓から保津峡の眺めと山の空気を楽しめます。新緑と紅葉の時期がおすすめ。
[参考]
運行区間 京都府亀岡市~京都市右京区
運行期間 3月~12月末(1日8本を1時間おきに運行、水曜休)
所要時間 25分
料金 片道600円
交通手段 トロッコ亀岡駅はJR山陰本線馬堀駅から徒歩10分、トロッコ嵯峨駅はJR山陰本線嵯峨嵐山駅に隣接。
錦市場
京の台所と呼ばれる市場
京都市の中央、四条通の隣筋の錦小路通りにある商店街。全長400mほどの商店街には、細い路地には鮮魚や京野菜、漬け物、豆腐製品、総菜等々、いろいろな店が百数十も立ち並び、京料理のほとんどの食材がここで手に入ることから「京の台所」とも呼ばれています。
試食ができる店や珍品が置いている店も多いので、買わなくても歩いているだけで楽しめます。JR京都駅から近いので、古都観光のついでに寄ってみてはいかがでしょう。
[参考]
所在地 京都市中京区錦小路通
営業時間 店舗により異なる
交通手段 阪急電鉄 烏丸駅より徒歩3分、河原町駅より徒歩4分
錦天満宮
ビルに突き刺さる鳥居
京都市中京区、錦市場の東の端にある神社。菅原道真が祀られており、学問や商売繁盛を祈願する人たちで賑わいます。境内には京の名水にも選ばれた「錦の水」が湧き出しています。
ここの神社の見所は入口の鳥居。なんと新京極通りの商店街に建っている両脇のビルの2階にのめり込んでいるのです。店の中に入ってみると、鳥居の先端が突き出ているのを見ることができます。
鳥居が建てられた頃は両脇の建物も低くて干渉することもなかったのでしょうね。
[参考]
所在地 京都市中京区新京極通四条上ル中之町537
拝観時間 8:00~21:00(鳥居は24時間可)
料金 無料
交通手段 阪急電鉄 河原町駅から徒歩5分
堂島ロール
全国に誇れる大阪の銘菓
大阪北区堂島にある洋菓子屋さん「モンシュシュ」のロールケーキ。スポンジ生地でクリームを渦巻き状に巻いているふつうのロールケーキと違って、堂島ロールはスポンジは周りにあるだけでクリームたっぷり。柔らかすぎないスポンジケーキと、牛乳の風味のふんわりさっぱりとしたクリームがとても美味しいです。
このロールケーキは、1日に1500本も売れるほどの人気で、週末だと予約しないとまず買えません。当然、店の前に行列ができるのですが、平日だとその行列に並んでいる人の半分が男性、しかもスーツ姿というのは不思議な光景。
[参考]
所在地 (本店)大阪府大阪市北区堂島浜2-1-2。
他、大阪に2店舗、名古屋に2店舗、関東に4店舗。
営業時間 月曜~金曜 10:00~22:00
土・日、祝日 10:00~20:00
価格 1,200円(写真のハーフサイズは650円)
交通手段 JR大阪駅、地下鉄梅田駅より徒歩13分、地下鉄四つ橋線西梅田駅より徒歩6分
とようけ茶屋
京の豆腐料理を低料金で堪能
京都の北野天満宮の道路を挟んだ向かいにある豆腐料理店。老舗の京豆腐専門店「とようけ屋山本」で製造した豆腐・生湯葉を使った料理が味わえます。味はもちろんですが、どの料理も安く食べられるのが魅力です。
「豆腐膳(\1,050)は、湯豆腐をメインに寄せ豆腐、黒豆湯葉、甘湯葉、ひろうす(写真は品切れのためふくだわら)等の小鉢が数種類と酢の物、漬け物、ご飯がつきます。小鉢はすべて豆腐料理で豆腐ずくしといった感じのメニュー。そして、左の写真は店の名前がついた「とようけ丼(\683)」。絹豆腐と油揚げ、椎茸、九条ねぎを甘く煮込んだ丼で、これに小鉢2種と漬け物、そしてにがりを集めて作った寄せ豆腐がつきます。
落ち着いた雰囲気の店内にいると、外に入店待ちの行列が出きていることをすっかり忘れてしまってくつろいでしまうのは唯一の難点。
※行列ができる人気の店なので、昼ご飯に寄るなら、開店の少し前に来て並んでおくのがおすすめ。
[参考]
所在地 京都市上京区今出川通御前西入紙屋川町822
営業時間 飲食の部:11:00~15:00(木曜定休、月1回不定休)
1F売店:10:00~18:30
交通手段 JR東海道本線 京都駅より市バスで30分、阪急電鉄 四条大宮駅より市バスで20分、京都市営地下鉄 今出川駅より市バスで10分。北野天満宮前下車すぐ。
まるき
卵とじの丼はどれを選んでも失敗なし
京都錦市場の中にあるお店。本業は蕎麦屋ですが、人気があるのは蕎麦ではなく親子丼(\700)。店内を見回してみると、ほとんどのお客さんが親子丼を食べています。具は鶏肉と葱のみで、ふわっとした卵に、軟らかい鶏肉、出汁がよく効いていて美味しいです。
蕎麦屋ということで、丼物以外の蕎麦や中華そばも気になるかもしれませんが、素直に卵とじの丼物を食べておくほうがよいでしょう。
[参考]
所在地 京都市中京区錦小路通御幸町東入ル大日町402
営業時間 11:00~18:00(水曜日定休)
交通手段 阪急電鉄 河原町駅より徒歩5分
今井食堂
鯖煮は評判どおりの味
上賀茂神社の近くにある食堂。一番人気は鯖煮定食(\630)。3日間煮込んであるという鯖は柔らかく、骨まで食べることができます。店内の席数が少なく、昼になると行列ができるので、昼前に行くのがおすすめ。天気が良ければ、弁当にしてもらって上賀茂神社の芝生に腰を下ろして食べるのもいい。
[参考]
所在地 京都市北区上賀茂御園口町2
営業時間 11:00~17:30(水曜日定休)
交通手段 阪急電鉄 河原町駅徒歩10分
新福菜館
京都ラーメンの老舗
昭和の初期に創業した京都ラーメンのルーツのお店。メニューも「ラーメン」ではなく「中華そば」と表記されています。濃~い醤油の黒いスープが特徴で、それでいて見た目から想像するほど味は濃くなく、あっさりしています。このスープは炒飯にも使われていて、黒色の炒飯がでてきます。
京都駅のすぐ近くなので、観光ついでや出張ついでに気軽に立ち寄ってはいかがでしょう。店内にある、扉に栓抜きが付いた、昔懐かしいコカコーラの冷蔵庫は必見。
[参考]
所在地 京都市下京区東塩小路向畑町569
営業時間 7:30~23:00(本店のみ水曜日11:00~15:00)
交通手段 JR東海道本線 京都駅より徒歩5分
三吉みたらし
店が開いていたらラッキー
京都の太秦映画村の近くにあるみたらし団子専門店。営業していないと団子屋さんとはわからない店構えをしているので、休みのときに見つけることはまず不可能でしょう。甘さ控えめのみたらし団子は1本70円。お客さんの希望により、きな粉をまぶしてくれます。
定休日も営業時間も決まっていない不定営業なので、行って店が開いていたらラッキーな状態。神社でおみくじを引く代わりにここで運試しをしてみるのもいいかも。
[参考]
所在地 京都市右京区太秦大映前通り三吉稲荷前
営業時間 不定営業
交通手段 JR山陰本線 太秦駅よろ徒歩15分、京福電鉄 京福太秦広陵寺駅より徒歩5分。