太平洋フェリー「いしかり」の客室は、個室のスイート(ロイヤルスイート、セミスイート、スイート)、特等客室(洋室、和室)、1等客室(洋室、和室、和洋室)と大部屋のS寝台室、B寝台室、2等和室の6クラスあります。ここではB寝台を紹介します。
「きそ」のB寝台と色調が異なるものの同じ造りで、上下段の入口が別になっているセパレート式の2段ベッドで、プライベート感を持たせています。
下の写真だと、No.1、2、3、4、9、10、11、12が上段で、No.5、6、7、8、13、14が下段。利用するベッドは乗船手続時に指定されます。
通路の両脇に寝台が並びます。
こちらは上段側のベッド。階段を上ってベッドスペースに入ります。。
ベッド内は、マットレスとシーツがあらかじめ敷かれていて、キルケットと枕、シーツの備品があります。
枕元の方の壁には室内照明と小さな網棚が備わります。
照明の基部には電源コンセントが1つ付いていて、消費電力の大きくないものの利用に限られますが、手元でスマホ等の充電ができて便利。
手前上に一部分見えているのは、通気用のスリット。
カーテンは縦引きのロールカーテンで、スリットはあるものの、室内に送風口はないため、ベッド内が暑いと温度調整が難しいです。
上段下段ともベッド内や周辺に大荷物を収納できるスペースはありませんので、必要最低限の貴重品のみを携行し、他はコインロッカーに預けたほうがよいでしょう。
B寝台にも女性専用部屋の設定があります。
女性専用部屋区画への入室には専用のカードキーが必要となっており、部屋に入ることのできる人が限定されるので一般区画よりも安心度が高いです。
こちらも、部屋数は限定されているので、確実に利用するためには予約は早めにした方が良いでしょう。