太平洋フェリー「きたかみ」の客室は、Ｃ寝台、Ｂ寝台、エコノミーシングル、１等（クロスツイン、フォース）、特等の５クラス。
ここでは特等客室を紹介します。
「きたかみ」にはスイートルームがないため、特等客室が最上級の客室となります。
１等客室から部屋の質感が上がり、シャワーもユニットバスにグレードアップ。
船首側に配置されてるため、窓から船の進行方向の景色も眺められます。
特等客室は洋室と和室の２タイプあます。
こちらは洋室のほう。
２つのベッドの奥にある、座ると海が見えないと不評のソファは、ソファベッドなのでこの配置になってしまうのでしょう。
３名定員部屋で、３名利用時はソファベッドを利用することになります。
窓際ソファベッドの隣は冷蔵庫で、そこからベッド足元側の壁際にかけて細長いテーブルがあります。
奥行きが短いため、使い勝手は悪そうです。
液晶テレビは足元側の壁に埋め込まれています…小さい。
最高グレードの客室なので、テーブル、テレビとも他グレードの客室と差をつけた大きなものにしても良いように思います。
トイレ、洗面所まわりは１等室と同じですが、
シャワーブースの代わりにユニットバスが備わります。
パブリックスペースに、広くて展望の良い大浴場があるので、ユニットバスの有無は客室を選ぶときにはそれほど参考にしなくても良いでしょう。
そしてこちらは和室タイプ。
出入口のドアを入ってすぐのところで靴を脱いで上がります。
板の間スペースは荷物置きにも使えて便利。
広めの和室。
こちらは階下の和室。
上階の和室より少し狭くなっています。
畳の数で比較すると約1.3倍の違い。
奥はクローゼットと冷蔵庫、その上に茶器セットや内線電話が並びます。
障子風の窓を開けると、船の横方向の景色が望めます。
浴室にも窓があり、風呂に入りながら外の景色が眺められます。
洋室より和室のほうが環境が良いように思います。
特等室は、洋室・和室とも船首に配置されているため、船の中央部分よりも揺れの影響が大きくなります。
船時の天候によりますが、船酔いが心配な人は、中央にある１等室を選んだほうが良いでしょう。
特等室のまとめ：洋室より和室が、そして和室の中では部屋の広い上階（部屋番号701、702）のほうがおすすめ。
