※「すずらん」と「すいせん」は姉妹船(同型船)なので、客室や船内設備は同じです。ここでは主に「すずらん」の画像を使って紹介しています。

新日本海フェリー「すずらん」「すいせん」の客室は、個室のスイート、デラックスA、ステートAと半個室のツーリストS、大部屋のツーリストAの5クラスあります。ここではツーリストAを紹介します。

かつては、雑魚寝形式で寝る大部屋の2等和室が客室の多くをしめていましたが、「すずらん」「すいせん」では居住性とプライバシーを高めるため廃止されており、ツーリストA(旧2等寝台)が最下クラスの部屋となっています。

ツーリストA区画。
通路の両脇にベッドが並びます。

すずらん03    

上下段の入口が異なるセパレート式の2段ベッドで、利用するベッドは乗船時に指定されます。
上段側は階段を上ってベッドに入ります。

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こちらは下段のほう。
カーテンはどちらも横引タイプで、縦引きのロールカーテンと比べてベッドスペース内の温度調整がしやすくなっています。

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ベッド内には、キルケットと枕、シーツの備品があり、枕元側の壁に電源コンセント付きの照明、足元側の壁に小さな棚、小荷物をかけられるフックが備わります。
棚は格子状のもので、入浴で濡れたタオルを干すのにも使えます。

ベッドとベッドの通路奥には、荷物置く棚と収納スペースがき場となっています。

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棚の中段は、ベッド側に穴が開いており、カーテンを閉めた状態でも、ベッドの中から棚に置いた荷物を取り出せるようになっています。なかなか気が利いています。

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大部屋なので、必要最低限の貴重品のみを携行し、他はコインロッカーや案内所に預けたほうがよいでしょう。