※「すずらん」と「すいせん」は姉妹船(同型船)なので、客室や船内設備は同じです。ここでは主に「すずらん」の画像を使って紹介しています。

新日本海フェリー「すずらん」「すいせん」の客室は、個室のスイート、デラックスA、ステートAと半個室のツーリストS、大部屋のツーリストAの5クラスあります。ここではツーリストSを紹介します。

ツーリストSは、同社では「らいらっく」「ゆうかり」から導入された一段ベッドの半個室。
ツーリストSの区画。広めの通路の両側に各個室が並びます。

すずらん08

枕、シーツ、キルケットが備わる一段ベッドと、脇にはベッド幅ほどの占有スペースがあります。

ベッドの枕元壁面には、100V電源コンセント付きの照明が、側面の壁には小さい荷物棚と衣類や荷物掛けに使えるフックが備わります。

すずらん09

ベッド脇の占有スペースには荷物を置く棚が。
手すりはタオル掛けにも使えます。

すずらん10

足元側には壁掛け液晶テレビがあり、リモコン操作で視聴できます。

音声は、枕元の照明の隣にあるイヤホンジャックを利用。
イヤホンを持ち合わせていない場合は、案内所でレンタルすることも可能です。

すずらん11

入口ドアは、閂(かんぬき)が付いていて室内から簡易施錠することができます。

すずらん12

が、外側からは基本的に施錠・解錠できません。

すずらん13

各個室ごとの空調設備がないからか、2枚目の画像のように上下とも大き目の隙間が開けられています。
トイレの個室ドアをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。

ツーリストSは、「らいらっく」「ゆうかり」ではドアがなくカーテンの目隠しのみだったのが、施錠可能なドアが追加、ベッド脇にもカーテンがあり、最も無防備になる就寝時の防犯対策が改良されています。

部屋から出るときは施錠できませんので、貴重品は必要最小限のものを携行し、それ以外は案内所やコインロッカーに預けるのがよいでしょう。