太平洋フェリー「きたかみ」の展望大浴場等を紹介します。

旧きたかみとの主な違いは、浴室内のサウナルーム廃止、別区画への共同シャワールームの設置等。
利用可能時間は、乗船から入港30分前までとなっており、夜間も利用可能なので、時間をずらせば混雑も避けられそうです。

以下で紹介している浴室は女湯のものになります。
左右対称の造りとなっている以外は男湯とほぼ同じ。

のれんをくぐってすぐにある靴、スリッパ置き場。
横のビニール袋は、混雑時に脱衣ロッカーへの持ち込みを想定したものでしょう。

脱衣所は、旧きたかみよりも、奥行きがあり、幅も広くなっています。

旧きたかみ(初代)では、扉のない棚に置かれた脱衣籠に着替えや脱いだ服を置いて入浴していましたが、新きたかみでは、鍵付き脱衣ロッカーとなり、その数も数倍に増やされています。

女湯にはパウダースペースが。

浴槽は円形のものが2つ並ぶデザイン。
大きさは、旧きたかみに比べて半分から3分の2くらいに縮小されています。

円形の浴槽の縁部が少し浅く、中央部が深い造りとなっていて、小さいため、入浴客が少ない状態でないと肩まで浸かるのは無理。
腰掛けて半身浴するようなスタイルを想定しているものでしょうか。

浴槽の縁には、これまでの太平洋フェリーの船にはなかった掛け湯の設備。
消毒用の塩素たっぷりの湯だとは思いますが、洗い場の空きを待つ人や体を洗わずに浴槽に浸かろうとする人を考えての衛生対策の一つでしょうか。

洗い場は、隣の席との間に仕切りが付いていて、両隣の人へのシャワー水や泡飛びに配慮。
浴槽との間の通路幅は、旧きたかみより広くなっています。

カランとシャワーから出る湯は、温度調整可能なもので、ボディソープやシャンプーも備え付けられているので、タオル一枚あれば利用することができます。

続いて共同シャワールーム。
太平洋フェリーでは初導入の設備です。

脱衣所前の扉が閂付きなので、荷物があっても安心してシャワーを浴びられます。

洗面台とドライヤーも備わります。

別区画にはランドリールームがあります。
コイン投入式で、料金は下段の洗濯機(5kgサイズ)が約40分200円、上段の乾燥機が約30分100円。

写真左の壁に洗剤の自販機もあるので、100円硬貨があれば利用できます。