※「さんふらわあしれとこ」と「さんふらわあだいせつ」は姉妹船(同型船)であるため、客室や船内設備は同じです。ここでは主に「さんふらわあしれとこ」の画像を使って紹介しています。

商船三井フェリー「さんふらわあしれとこ」「さんふらわあだいせつ」のデラックスルームを紹介します。

2012年7月より、船会社のオーナーズルーム2室がデラックスルームとして、一般客向けに販売されるようになりました。

オーナーズルームだった部屋なので、客室区画ではなく、乗員区画にあり、通常は入れない区画を通って出入りします。
案内所では、部屋の鍵と一緒に乗員区画に入るドアの鍵と部屋への行き方が書かれた札が渡されます。

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船首にある展望ラウンジ手前の扉を、渡された鍵を使って中へ。

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通路を進むとデラックスルーム2室の入口が並びます。
最初は秘密基地的でおもしろく感じましたが、何度も出入りしていると、都度2つも鍵を開けて扉を開けるのが面倒になってきます。

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そこから奥へはロープが張られていて、乗員以外の立ち入りが禁止されていました。
近くに乗員の食堂があるので、時折、美味しそうな匂いが漂ってきます。

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室内の設備はユニットバス・トイレ、洗面台、クローゼット、ソファ、テーブル、DVD&ビデオ付きテレビ、冷蔵庫。
そして、浴衣、フェイスタオル、スリッパ、電気ポット、茶器セット、アメニティセット(歯ブラシ・石鹸)の備品があります。

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トイレ・洗面所一体型のユニットバス。

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古い船なので仕方有りませんが、換気口からの音が気になりました。
開口部の調整ができないか見てみたら固定式でした、残念。

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ソファの奥に扇風機が置かれていたことからすると、夏は冷房の効きは良くなさそう。

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デラックスルームは、夕方便の「さんふらわあふらの」や「さんふらわあさっぽろ」の同等クラスの部屋であるプレミアムのようなプライベートデッキはないものの、室内がひとまわり広いのが良い点。

しかし、元々、合理化を目指して造られた船なので、この部屋を利用したとしても、客室以外でデラックスを感じられる所はありません。

この船に乗るのなら相部屋のカジュアルルームを、フェリーでの豪華な船旅を求めるなら夕方便のデラックスルームを利用したほうがよいでしょう。