太平洋フェリー「きそ」の客室は、個室のスイート(ロイヤルスイート、セミスイート、スイート)、特等客室(洋室、和室)、1等客室(洋室、和室、和洋室)と大部屋のS寝台室、B寝台室、2等和室の6クラスあります。ここではスイートクラスの客室を紹介します。

スイート(2~3名定員)は、客室の中では最上級の客室で、「セミスイート」、「スイート」、「ロイヤルスイート」の3タイプ。
部屋の広さが主な違いで、客室にはソファーベット、展望バス、シャワートイレ、小型冷蔵庫、テレビ、インターホン、バスローブ、ナイトウェア、サンダル、タオル、ヘアードライヤー、洗面用具、コーヒー・ティーセットの設備・備品があります。

このクラスの客室になると、朝昼夕の食事(バイキング)がセットで付いてきます。
以前は、一般客と同じ扱いで列に並んでレストランに入っていましたが、その後、スイートルーム利用客の専用席が用意されるようになっています。

こちらは「スイート」。
特等室よりも広く、内装の質感がさらに上がります。

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窓際のソファはソファベッドで、3名で利用する場合はベッドとしても使います。

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スイートになると、バスとトイレが別室になります。

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スイートは船首に配置されるため、バスルームから船の進行方向の景色が眺められます。
スイートではバスルーム内に洗面所があります。

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最後は、スイートの中でも最上級の客室「ロイヤルスイート」。
船首右側に1室のみある客室で、リビングとベッドルームの2区画に分かれていて、約52平米もの広さがあります。

ベッドルーム。
窓と反対側には立派なデスクが置かれています。

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リビングルーム。
使い切れないほどのソファが並びます。

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リビングの傍らにはバーカウンターがあり、給水台もあります。
ビジネスホテルみたくユニットバスの洗面台まで水を汲みに行く必要はありません。

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トイレはスイートと同じなので省略しますが、便座の蓋が電動式で自動で開くタイプにグレードアップ。
バスルームの洗面台や蛇口は豪華な装飾をしたものが使われ、セミスイートやスイートと差がつけられています。

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リビングやバスルームの窓からは船首方向の景色が眺められます。

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運賃に含まれている食事は、一般客と同じバイキングではなく、他社フェリーのようにグリルでの食事や別メニューであると、よりプレミアム感が出て良いように思います。