バイクでの旅をより快適・安全に楽しめるよう、XELVIS(ゼルビス)のあちこちに手を加えて乗っていました。ツアラーなので、実用性を重視したもののみで「速くなる」改良は行ってません。VTシリーズの中で最もツーリングを意識して作られたXELVIS、改良によってより本来の姿に近づいていったような気がします。            

リアキャリア
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メーカー純正オプションの専用キャリア。元々付いているタンデムグリップを外して代わりに取り付けるものですが、キャリアにはタンデムグリップとロープ等を引っ掛けるフックが付いているので、取付後の2人乗りは問題ありませんし、装着することで積載力がアップします。かなり実用性の高いオプションなのですが、ゼルビス自体が製造中止になっているので、まず手にはいることはないでしょう。



サイドリフレクター
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光が当たると反射する板。輸出用バイクの中には標準でバイクのサイドにリフレクターが装着されているものがあります。適当なものはないかと物色していたところ、ラジエターの側面にぴったり収まるサイズのものが見つかりました。車体色が黒なのもあって、夜の被視認性を向上させようとつけました。メーカー名不明の汎用品です。




ミニクロック
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HONDAからアクセサリとして売られているデジタル時計。ゼルビスは、メータ部に取り付ける所が設けられています。その後、経年変化で液晶部が痛んだり、紛失したりして左写真のものは3代目となりました。当初のものからモデルチェンジをしていて液晶パネルのフレーム部がカーボン調(左画像)になりました。




DYATONAヘッドライトスイッチ
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ゼルビスが発売された頃,「バイクは昼間もライトON」ということで、国内製造のすべてのバイクのヘッドライトが常時点灯式となりました。被視認性はかなり向上するとは思いますが、消す機能がないというのが気に入らなかったので市販のスイッチを取付けました。JADE用キットの流用です。装着はバルブとカプラーの間に本品を噛ませるだけなので簡単ですが、接続部分の防水処理はしておく必要があります。このスイッチは右ハンドルスイッチ部のカバーを外すとぴったりと取り付けられる大きさとなっているのですが、うちのバイクの場合、その部分にハザードスイッチが付いているため、メータパネル下部に設置しました。

STANLEY RAYBRIGハイパーハロゲン、PIAAハイパワーバルブ
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今ではすっかりお馴染みになった「同じ消費電力で2倍の明るさ」の謳い文句の色温度を高くして明るさを感じさせるヘッドライトバルブです。路面が濡れている状態だと視認性が悪くなるので注意が必要。
車用のほうが安いですが、バイク用と違って耐振動処理がされていないので、どちらを選ぶか悩むところ。自機での比較では耐久性に差は見られませんでした。




CB400SF用スタータキルスイッチAssay、ハザードリレー(汎用品)
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年を追うごとにゼルビスはマイナー度を増し、仕様変更どころかボディーカラーの変更・追加さえもされなくなってしまいました。一方、同じ時期に発売されたCB400SFにはハザード機能が追加されました。
くやしいのでゼルビスにも取り付けることにしました。ハンドル径はCB400SFと同じなので右側のスタータキルスイッチを流用し、リレーは専用のものを追加することに決定。サービスマニュアルに書いてある配線図をみながら接続を考えて、作業に取りかかったところ、カウルを外して出てきた配線が配線図の配線の色と実際の色とが違うではありませんか。そのため、1本1本テスターで導通を見ながら図を書き配線することになりました。

ゼルビスのように、フロントのウィンカーが車幅灯として常時点灯するタイプはウィンカー作動時に点灯する側の車幅灯が消灯するように仕組みになっています。これは左ハンドルスイッチ部のウィンカースイッチ内で機械的に制御されるようになっています。この機能を利用してハザード使用時に左右ウィンカー両方の車幅灯を消灯させるようにもしました。そのため、左側のスイッチ部も分解することに。完成まで2週間という非常に手間のかかる作業でしたが、その後の満足感は相応に高かったです。

株式会社千代田 ICじわっとリレー
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名前からはどのような部品か想像がつかないはず。この商品はギアをニュートラルに入れると、数秒後 「じわ~っ」っとヘッドライトが減光していき、正常時の20%の明るさに減光されるという装置です。スモールランプをほんの少し明るくした程度にまで減光し、ギアを再 び入れるときはじわっとではなく、即座に100%の明るさに戻ります。バッテリーの消費も抑えられるので常時点灯式のバイクにはおすすめの装置だと思います。


CB400SF用ダブルホーン
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大型バイクを除くと、たいていのバイクにはホーンが高音側「HI」の1つしかついていません。これだけだと軽自動車のような情けない音しか出ず、危険が迫ったときに鳴らしてもあまり効果がないため、CB400SF用の純正ダブルホーンを取り付けました。





ナンバープレートフレーム、Moto-Fizzツーリングフックバー
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鉄製のナンバープレートのフレーム。信号待ちでブレーキをしっかり踏んでいなかったオートマ乗用車にオカマを掘られたことがあって、そのとき、車は無傷だったのに、私のバイクの方は少しナンバープレートが曲がってしまいました。それを矯正するのに手間が掛かったのでプレート強化のためにつけました。プレートの縁がクッキリと引き締まります。

もう一つは、ナンバープレートボルトの代わりに取り付けるU字型のバー。荷物を積んだときに固定するネットやロープを引っ掛けるためのもので、ツーリングをしているバイクに付けているのを見かけます。ゼルビスの場合,引っ掛けるところがたくさんあるので使用することはまずないのですが、これがあると後ろからの見栄えがよくなるように思えるので付けてます。

ユピテルスーパーキャットRX112
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レーダー探知機です。バイク用のレーダー探知機は2~3万円と車用のそれに比べて値段が高いので、車用のものを流用しました。防水処理はしていませんが、取り付けた場所がメータパネルの上部なので、ウィンドスクリーンによる若干の防水効果はあると思われます。ジャケットの胸ポケットに入れるタイプのものや、イヤホンにより警告音を聞き取るタイプでなければ、取り付け位置はここがベストポジションです。これに加えて、経験と勘があれば、さらに安全度が高まります。


GIVIトップケースE30N(LUXIA)
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イタリアのGIVI社製のハードケース。写真のものは30リットルの容量があります。ハードケースの良いところはロープを使って固定しなくてよいこと、荷物の出し入れが簡単なこと、持ち運びが楽なことです。一度使い出すと病みつきになる一品です。





GIVIスポイラースクリーンD26S
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イタリアのGIVI社製のスポイラースクリーン。純正のスクリーンの上部を10cmほど延長したもので、ライダーの風圧による疲労を軽減する効果があります。不人気車ゼルビス用なんてのはあるはずないので、ゼルビスと同じカウルが使われている輸出車CB500S用のスクリーンを流用しました。輸入代理店の商品一覧には載っていなかったのですが、GIVI社のHPにはラインナップされていたので問い合わせてみたら受注してもらえました。



POSHスーパーバイクポジションブラケット(CB400SF用)
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ゼルビスのポジションは割合楽な方ですが、ツアラーモデルとして見ると若干ハンドルが遠く、そして低く、長時間乗っていると腕や腰に負担がかかって疲れを助長します。そこでハンドル位置を手前にセッティングしようとハンドルスペーサーを取り付けることにしました。

このスペーサーは単体としてはハンドル位置を35mm上方、17mm後方に移動するもので、フロントフォークはキャスター角がついているため、実際にはさらに手前にハンドルがくることになります。取り付けはヘキサゴンレンチ1本で可能です。ただし、ブレーキホースとスロットルケーブル、クラッチケーブル、ハンドルスイッチのケーブルの取り回しの変更が必要となります。交換してからなぜかワインディングも走りやすくなりました。小柄な方に特にオススメの一品。型番は「080052-03」。

CB400SF用ウィンカーレンズ
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形状がほぼ同じのCB400SFのウィンカーレンズを流用して取り付けました。純正のスモークタイプからノーマルタイプへの交換による効果に加えて、CB400SFのウィンカーバルブは消費電力15W、つまり、15W用に作られたレンズに27W(ゼルビス)のバルブを点滅させることになるので、被視認性は向上します。被視認性以外にも縦に細いゼルビスの横の線を少し強くしてみようという意図もあります。レンズの裏側の形状が純正と若干異なるものの、取り付ける際に特に問題になるようなことはありませんでした。おそらくVTRやHORNETのものも同じはず。