指宿方面へ。
天気は良いものの風がかなり強く、ヤシの木の頭が飛んでいきそう。
一時間ほどで指宿市に到着。
まずはこちらへ。
日本最南端の駅。無人駅で周囲には何もありません。最果て感があっていいですね~。
後ろに見える山は開聞岳。山の形状から薩摩富士とも呼ばれています。
周辺にはニンジン畑が連なります。
かつては熱海と並んで新婚旅行のメッカだった指宿に共通するのは温泉。
指宿は特に砂むしで有名な地です。
ということで近くの山川砂むし温泉砂湯里(さゆり)へ。
指宿の砂むしというと、砂むし会館「砂楽」の名が代名詞のように登場しますが、通に言わせると、あちらは利用者が多いため、砂が汗臭いのだとか。
その真偽は不明ですが、辺鄙な所にあって人も少ないのでこちらのほうが私的にもおすすめ。
脱衣場で用意された浴衣一枚になって海岸に行くとスコップを持ったおばさんたちが待ちかまえています。
案内された所で仰向けになると、おばさんたちが集まってきて一斉に体の上に砂を盛ってくれます。
頭をおく位置に日差しがあたらないよう、日傘が立てられています。
仕事が終わるとおばさんたちは待機場所に戻って次の埋められ人が来るまでおばちゃん談義に突入。
砂の下から出てくる温泉の蒸気で20分位すると全身がぽかぽかになります。
適当なところで、自分で砂の山から脱出して、浴室に向かいます。
浴室入口で砂だらけの浴衣を脱いで、体に付いた砂を掛け湯で流した後は主浴槽にのんびり浸かります。
湯は温泉、しかも源泉掛け流しです。あーすっきり。
建物下の砂浜を見てみると、施設から捨てられた湯が海に流れ込んでいました。穴を掘ったらただで温泉に浸かれるかも。