欧州市場向けに日本のホンダが製造・輸出を行っている「CB500S」というバイクがありました。
XELVIS(ゼルビス)とエンジンは異なるものの、同じカウルやフレームを使っていることから、CB500S用の一部アフターパーツを流用することができます。
ここではその1つとしてロングスクリーンを紹介します。
ロングスクリーンは純正のスクリーンの上端を延長することで、空力特性を改善、ライダーにかかる風圧を抑えることで快適性を向上してくれます。
1.GIVIスポイラースクリーン(D206S)
XELVIS(ゼルビス)とエンジンは異なるものの、同じカウルやフレームを使っていることから、CB500S用の一部アフターパーツを流用することができます。
ここではその1つとしてロングスクリーンを紹介します。
ロングスクリーンは純正のスクリーンの上端を延長することで、空力特性を改善、ライダーにかかる風圧を抑えることで快適性を向上してくれます。
1.GIVIスポイラースクリーン(D206S)
こちらはGIVI社製のスポイラースクリーン。ハードケースで知られるイタリアのメーカーで、純正のスクリーンと比べて上部の長さが10cmほど延長されていています。
走行時はヘルメットのエアインテーク部あたりから上に風が当たるようになるので、ヘルメットのベンチレーション機能を妨げることなく風を上に逃がしてくれます。ノーマルスクリーン時に速度60kmで受けていた風圧が、交換後は80kmで受ける風圧と同程度になり、速度感が変わりました。
純正スクリーンと比較。
上端部が反り返っています。
以前は東京の羽田ホンダの1社だけが輸入販売をしていましたが、その後、DAYTONAも参入、業販を始めたため、ちまたのバイク用品店で商品の購入ができるようになりました。
私が取り付けているのは羽田ホンダで購入したものです。人気車種のものは在庫があるようですが、マイナー車種のものはイタリアへ注文し、貨物船で輸送されてくることになります。そのため、納品されるまでに数ヶ月かかってしまうので気長に待つ余裕が必要です。もちろん、CB500S用(ゼルビス向け)もその例外に漏れず発注から納品までに4ヶ月かかりました。
DAYTONAのほうもこれまでは購入のしやすさを除くと同様の状況でしたが、2002年1月よりCB500S用(ゼルビス向)のスクリーンがデイトナ社の商品ラインナップに追加されたことから、在庫切れの場合を除いてすぐに手に入るようになりました。
2.Aeromaxスクリーン(BULLE H.P +10cm CB500S 98/2002)
2つ目はフランスのペルスペック社&アルトゥマックス社製のAeromaxスクリーン。
ゼルビスオーナー「imagine」さんが、ゼルビスオーナー達の参考になればと人柱覚悟で注文・購入されたもので、画像とレポートを投稿いただいたので紹介します。なお、以下の文章は、imagineさんからいただいた投稿を原文のまま掲載しています。
仕様
ゼルビスオーナー「imagine」さんが、ゼルビスオーナー達の参考になればと人柱覚悟で注文・購入されたもので、画像とレポートを投稿いただいたので紹介します。なお、以下の文章は、imagineさんからいただいた投稿を原文のまま掲載しています。
仕様
「フランスのペルスペック社とアルトゥマックス社の開発によるAeromaxスクリーン」とパンフレットには記載されていました。しかし、製品ラベルには「BULLE」シリーズと書いてありました。私は近所の用品ショップ「ライコランド」に注文しましたが、日本代理店はポッシュというパーツメーカーです。
国産外車多数に対応しているらしいのですが、もちろん?ゼルビスはラインナップ外なので、CB500S用です。ノーマルと同形状およびエアロタイプの設定がありました。全長が+10cmのエアロタイプを選びました。納期は注文後およそ2ヶ月。国内に在庫が無ければフランスから取り寄せ(注文)になるらしいです。価格は偶然キャンペーン期間だったので10000円くらいでした。色はクリアーやスモークを含めて17色から選べます。私は半透明空色?のターコイズクリアーにしました。実物も色見本も無くカタログの印刷物だけで選んだので、単品を受け取った時はちょっと失敗したかなと感じた色合いでしたが、取り付けてみたら赤い車体にマッチしていました。
商品パッケージ(定価12,000円)
形状
上部の延長部分はGIVI製に良く似た形状です。上縁には透明のゴムのようなカバーが付いています。ただし、取り付けたときに外から見えなくなる部分(下や横)の形はノーマル品と異なり。また曲面の形も微妙に違うようです。
商品パッケージ(定価12,000円)
形状
上部の延長部分はGIVI製に良く似た形状です。上縁には透明のゴムのようなカバーが付いています。ただし、取り付けたときに外から見えなくなる部分(下や横)の形はノーマル品と異なり。また曲面の形も微妙に違うようです。
あいにくCB500Sの実機を見たことが無いので、今回のスクリーンの形がCB500Sと同一なのか、本当はゼルビスと同じはずなのに社外メーカー品のため形状が違うのかはわかりません。
純正スクリーンとの比較
横から。
上部の反り返りはGIVI製品より少なめ。
取り付けノーマル品と若干違った形状のためか、スクリーンの仕上がりにバラツキが有るためか、カウルとスクリーンの取付穴が合わない場所がありました。下側を基準にしていくと、上部だけが穴半分ほど合いません。やすりで長穴に加工し、外側も一部削ってカウルとの干渉を防ぎました。
純正スクリーンとの比較
横から。
上部の反り返りはGIVI製品より少なめ。
取り付けノーマル品と若干違った形状のためか、スクリーンの仕上がりにバラツキが有るためか、カウルとスクリーンの取付穴が合わない場所がありました。下側を基準にしていくと、上部だけが穴半分ほど合いません。やすりで長穴に加工し、外側も一部削ってカウルとの干渉を防ぎました。
今まではカウルマウントのミラーを付けていたのですが、新スクリーンに穴あけが必要なのでひとまず元のミラーに戻しました。
取り付け後(内側から)
取り付け後(正面から)
取り付け後(内側から)
取り付け後(正面から)
取り付けには少し加工が必要ですが、17種類の色から選べることとGIVIスクリーンよりも低価格なのが特徴です。