道道56号線から道道500号線へ。
じゃがいも畑。
花はまだ咲き始めです。
昨年、台風による土砂崩れで閉まっていたゲートは、復旧し、通れるようになっていました。
分岐から十数キロ走ると現れる森に取り込まれる廃墟が現れます。
明治28年に採掘が始まり、昭和29年に閉山した浦幌炭鉱跡です。
栄町のコンクリート製のアパート跡です。
裏側から。
最盛期の炭鉱地図。
最盛期には3600人が生活する住宅や共同浴場、学校、商店街、病院、寺がある一つの炭鉱町でした。
かつて施設があった場所には、このように当時の写真が林道脇に掲示されています。
が、跡形もありません。基礎が残っているところもあるようですが、草木が茂っていてそれも見えません。
病院跡。
門柱か支柱と思われるものの一部が残っていました。
常室川に架かる尺別隊道の鉄橋の橋脚跡。
当時は、釧路市の尺別まで鉄道が敷かれていました。
トンネル跡も残っているようですが、数キロ歩く距離にあるため、今回は断念。
次回来られることがあったら、草が枯れる季節にじっくりと見たいです。
携帯の電波は届かない所で、人もおらず、何かあっても助けを求めることもできない所なので、行かれる方は気をつけて。
浦幌炭鉱跡を後に、国道38号線を釧路方面へ。
なんとなく立ち寄ったJR上厚内駅。
1926年に開業し、1953年に改築された駅舎跡…..「跡」なのです。
今年3月のダイヤ改正に伴い、利用者減を理由として廃止された駅の一つです。
跨線橋(歩道橋)も撤去されていました。
駅周辺は廃墟。
国道38号線をひたすら走るのもおもしろくないので、厚内方面へちょっと迂回。
古い牛舎と背の低いサイロ。絵になりますね。
ナンバープレートが外された消防車2台と赤い祠。消防神社!?
消防車のフロントガラスに張られた番号は「1」と「3」…..2がないのが気になります。