山梨県富士河口湖町の青木ヶ原樹海にある溶岩洞穴へ。
このあたりの溶岩洞穴は、溶岩流が高温・高圧下でガス化した水分が内部に空洞を作り、それが繋がりトンネル状の横穴となってできたものと考えられています。
県道710号線を外れて、未舗装の林道脇に車を止めて先へ。
脇道に入ると「もののけ姫」のコダマが出てきそうな雰囲気。
途中にある立入禁止の洞穴。
竜宮洞穴に到着。
西湖(富士五湖)周辺の洞穴の中では小さい規模のもので、長さは約60mあり、1970年(昭和45年)に国の天然記念物に指定されています。
洞内の崩壊がひどく、さらなる落石の危険があるため、入洞は禁止されていますが、入口にある祠までは行くことができます。
階段状に固まった溶岩を下っていくと、洞穴の奥からくる冷気で、進むごとに気温が下がっていきます。
水の神「豊玉姫命」が祀られている祠。
昔は干ばつになると近隣の村人たちが西湖を渡ってこの竜神に雨乞いの祈願をしたそうです。
この日は外気温が30℃近くありましたが、祠付近は寒いくらいでした。
周辺の他の洞穴と違って観光地化されておらず、訪れる人も少ない所が良いです。