JR九州は11月30日、吉松駅~鹿児島中央駅間を結ぶ観光特急「はやとの風」の運行を来年3月で終了することを公表しました。
「はやとの風」は、2004年(平成16年)3月に九州新幹線の開業にあわせて、新幹線と接続する霧島方面への観光列車として運行を開始。キハ40系を改造した観光列車で、黒い車体と木材を多用した内装が特徴的です。
年間4万人程度が利用していましたが、近年は利用が低迷。2018年3月のダイヤ改正で土日祝日中心の1日2往復の運行となり、2020年7月の熊本県での記録的な豪雨による不通や、新型コロナウイルス感染拡大の影響により昨年9月より運休していました。
運行が終了するまでの間は、期間限定(2021年12月25日から2022年3月21日の間の土日祝日中心)で運転が再開される予定です。
運行終了後の車体は、来秋の西九州新幹線開業にあわせて運行が開始される新たな観光列車「ふたつ星4047」用に転用されることが決まっています。
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