旧日立航空機株式会社変電所(東大和市)

西武鉄道の小川~玉川上水間は、かつては、小川から日立航空機株式会社の立川工場までの専用線として使われていたもの。
日立航空機株式会社(旧・東京瓦斯電気工業株式会社)は、1938年に建設された航空機のエンジンを製造する軍需工場でした。

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受電した電気を変電し工場群に供給していたのが、この変電所。

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旧日立航空機株式会社変電所04

外壁にある無数の穴は、太平洋戦争時にアメリカ軍の攻撃を受け、機銃掃射や爆弾の炸裂により開いたもので、1993年まではこの姿で変電所として使用されていました。

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軍需工場跡は、現在は都立公園として整備されていますが、変電所跡は次代に伝える戦災建造物として、取り壊されることなく市の史跡として保存されています。

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こちらは工場内に工業用水や飲料水を供給していた給水塔の残骸。
2001年に解体された後、弾痕が残る壁面部分がモニュメントとして置かれています。

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変電所跡の周囲には、変電所に関係するモニュメントが。

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プロペラ付きのエンジンあります。

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〔追記〕
内部公開に向けた保存工事(2020年8月~2021年7月)完了後の8月から一般公開が開始される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期に。その後、緊急事態宣言の解除を受け、2021年10月20日より日時限定で施設内部の一般公開されています。

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1階の蓄電池室は非常用電源として使われていたもの。
2か所の銃撃痕残っており、1つは貫通、もう1つは貫通していないものの外壁に当たった弾丸の衝撃で内側の壁がすり鉢状にえぐられています。

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2階へ続く階段。元の階段を保護するように新しい階段が上に掛けられています。

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配電盤。

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一般公開は、年末年始を除く毎週日曜・水曜の10:30から16:00まで。
(問い合わせ先:東大和市郷土博物館 tel.042-567-4800)

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