三菱重工業下関造船所において3月3日、大阪南港(大阪府)~別府(大分県)、神戸(兵庫県)~大分(大分県)を航路とする株式会社フェリーさんふらわあが2023年に就航させる新造船2隻のうち、2023年1月から就航予定の1番船の命名・進水式が行われました。船名は「さんふらわあくれない」。

さんふらわあくれない02
(画像提供:三菱重工業)

〔特徴等〕
・国内初のLNG(液化天然ガス)を燃料とするフェリー
・LNG燃料利用により、二酸化炭素排出量を従来比20%削減、SOx排出量をほぼゼロに
・重油とLNGのそれぞれを燃料とすることが可能な高性能Dual Fuelエンジンを搭載
・客室区画は定員一人当たりの面積を拡大
・最上階8階の客室にはクルーズ船並みのバルコニー付きのスイートフロアを設置
・大浴場とレストランの拡大、3層吹き抜けのアトリウム等のゆとりある開放的なパブリックスペースを設置
・2番船の船名は「さんふらわあむらさき」(予定)
・現行「さんふらわああいぼり」「さんふらわあこばると」の代替船として大阪~別府航路に就航予定

〔主要目〕
・全長:約199.9m、全幅:28.0m
・総トン数:約17,300t
・車輌積載台数:トラック約137台、乗用車:約100台
・旅客定員:763名

 三菱重工業プレスリリース
 フェリーさんふらわあプレスリリース