硫黄(硫化水素)の匂いが漂う川湯温泉へ。
川湯の名は、アイヌ語の「セセキ(熱い)ペツ(川)」に由来するもので、近くの硫黄山の噴気による高温の温泉が川となって温泉街を流れています。
温泉街中心の交差点からメイン通りを西に進むと…
御園ホテルは閉館。
ホテル華の湯も閉館。
グランドホテル アレックス川湯も閉館。
ホテルニュー湯の閣も閉館。
規模の大きな宿はこの地に馴染まないのかもしれません。
道路の反対側に立ち並ぶ木彫りのお店も多くはシャッターが降りていて、営業しているのは3店舗だけ。
最も温泉街から離れた所にあるのが、旅人御用達の「ぎっちょの店」。
「ぎっちょ」とは左利きを意味する言葉です。
最近は使われなくて、若い人は知らないって本当ですか??
様々なフクロウの木彫りが並ぶ店内には左利き職人のオーナーが彫った左利き用の調理小物もあります。
右端のバターナイフは左利き用のものです。
弟子屈町に来るときは必ず立ち寄っていますが、木彫り製品を買いに行くというより、オーナーの「ぎっちょさん」と旅の話をしに行くついでに何か買っていくという感じかも。(笑)
近くにある川湯温泉共同浴場は健在。
施設は古いですが、温泉は極上、浴室の鄙びた雰囲気も良いです。