余部(あまるべ)鉄橋は、兵庫県美方郡香美町(旧・城崎郡香住町)のJR西日本山陰本線の鎧駅と餘部駅の間にあります。
1912年(明治45年)に完成したこの橋は長さ310m、高低差41.5mあり、長らく日本最長のトレッスル橋でした。
1986年、この鉄橋を通過中の列車が突風により転落し、下の建物を破壊、多くの犠牲者が出ました。この橋の下を通るときは何故かいつもどんよりとした曇り空ばかり。よけいに気が沈みます…。(1993年訪問)
この事故を機に橋の架け替えが検討され、2010年7月に鉄橋の運用は終了、翌月より架け替えられたコンクリート製の橋の供用が開始されました。旧鉄橋の橋脚のうち3本は残され、展望施設「空の駅」を構成する一部として利用されています。