太平洋フェリー新造船「きたかみ」船内見学会、今回はパブリックスペースの状況です。
案内所は、旧きたかみと比べるとかなり簡素化されています。
奥に見えるのは売店で、兼務することで合理化。
テレビコーナー。
背もたれのない椅子ばかりなので、くつろぐのはちょっと無理。
ミニイベント等があれば、ここが利用されそう。
冷蔵機能付きのコインロッカー(有料、200円)の導入は太平洋フェリー発。
商船三井フェリー「さんふらわあふらの」や「さんふらわあさっぽろ」と同じタイプ。
給湯室には、給湯室に加えて電子レンジを新導入。
持ち込みメニューの幅が広くなりました。
船内では航海中もwifiが利用可能です。
ただし、有料で24時間980円(クレジットカード払い)、事前登録が必要。
同社「いしかり」「きそ」ではパブリックスペースのみ利用可能でしたが、きたかみでは個室含めどこでも利用できるように改善されています。
授乳室も、太平洋フェリーでの導入は発。
おむつ交換台。
電子レンジ、お湯の出るシンクもあります。
前回に続き、パブリックスペースの紹介。
今回は2層ある客室階層の上階部分のものです。
左舷側の窓際にカウンター席、内側にテーブルと椅子が並びます。
右舷側では、見学会中、ピアニストの秦野萌さんによる演奏が行われていました。
ラウンジショーはなくなりましたが、ピアノ演奏程度は乗船中もあるのかもしれません。
ピアノの側にはヘンテコな形の長いすが。
プロムナード(展望通路)。
旧きたかみではソファだった窓際の椅子は背もたれも低く、くつろげるタイプではなくなりました。
プロムナードの奥にはマッサージ機が。
最近のフェリーでは必ず見られる設備になりましたね。
2018年に大阪~志布志航路に就航した、フェリーさんふらわあ株式会社の「さんふらわあさつま」「さんふらわあきりしま」では、吹き抜け階段の天井に投影されるプロジェクトマッピングを売りにしていましたが、この「きたかみ」でも導入されています。
夜間運航メインのこの船のデザインコンセプトは「SPACE TRAVEL(スペーストラベル)」ということで、プロムナードやエントランス、キッズキャビン等では、スポットライト型プロジェクターを使い、宇宙の幻想的な雰囲気を演出したプロジェクトマッピングが投影されます。
メインのエントランスロビーの階段の天井と壁は、定刻になるとプロジェクトマッピングショーが投影されるとのこと。
プロムナードの窓と窓との間の壁にも投影が。
夜間、窓の外が真っ暗になった状態だとまた違った見え方をするのかもしれません。
案内所横の壁にはウェルカム演出が。
その近くの床には誘導案内を投影。
ちょっと見にくいですね…..こういう目的には向いてないかと。
外部甲板へは、強風の時を除いて乗船中も出ることができます。
テーブルやベンチはなく、旧きたかみにあった、ボール遊び等ができるオープンスカイホールもありません。
以上、太平洋フェリーの新造船「きたかみ」船内見学会の気づき事項でした。