室岩洞(むろいわどう)は、静岡県賀茂郡松崎町道部にある洞窟。
2018年にユネスコ(国際連合教育科学文化機関)から世界ジオパークに認定された「伊豆半島ジオパーク」を構成するジオサイトの一つです。
江戸時代から1954年(昭和29年)頃まで「伊豆石」を切り出していた石切場跡で、その後観光整備され、1982年(昭和57年)4月より公開されています。
洞内は約2000平米の広さがあり、内部をめぐる遊歩道はおよそ180m。訪れる人の少ない無人の観光地で、照明の当たらない暗闇のあちこちから棲み着いたコウモリ達の鳴き声が聞こえてきて、スリルを感じながら見学することができます。
伊豆石は、伊豆半島が海底火山であった時代に海底に降り積もった火山灰が長い年月を経て石(凝灰岩)になったもので、江戸城の石垣にも使われています。
石の切り出しは機械を使わず、すべて手掘りで行われました。
石に縦向きの筋が付いた部分は、「垣根堀り」と呼ばれる工法で横に掘り進められた跡。
中段から下段方向へ横向きの筋が付いた部分は、「平場堀り」と呼ばれる工法で上から下に掘り下げていった跡です。
天井の所々から岩が飛び出しているのは「火山弾」。
溶岩の破片などが火口から飛び出したもので、伊豆石よりもずっと硬いため、これをよけて採石されたため、このような形で残っているのだと推測されています。
天井から滲みだした地下水が溜まってできた池。
展望台からの風景。
室岩洞から石を切り出していた頃は、まだ道路がなかったため、ここから海岸へ斜面を滑り下ろして船で運ばれていたそうです。
私も偶然見つけて立ち寄ったのです。
ライダーの気を引く何かがあるのかもしれませんね。
だいぶ前ですが、2回ほど訪ねたことがあります。
一回めは偶然見つけて。看板見て入ってみた。
こんなところがあったなんて!って感動しました。
一時立ち入りができない時期があったような?
勘違いかなぁ。