和歌山~徳島間を航路とする南海フェリー株式会社のフェリー。
明石海峡大橋が開通するよりも前、徳島側の発着港が小松島で国鉄小松島線があった頃は、鉄道連絡線として賑わう航路だったそうです。
同じ航路の姉妹船「フェリーかつらぎ」とも1997年に就航。船の大きさからすると旅客定員は749名と多め。
外部甲板のベンチ。下の階層にもあります。
お菓子やおつまみ、若干ですが土産物も販売されていました。
グリーン席を利用する場合は、ここでチケットを購入します。
売店と中央通路を挟んだ反対側にあるゲームコーナーと自販機。阿波野まいがいる…。
絨毯席。靴を脱いでくつろげるスペース。
リクライニング式シートの椅子席。
対面4人掛けのテーブル席「ファミリー席」と乗船中に仕事等をする客を想定した「ビジネスコーナー」。
ビジネスコーナーの各机にはパソコン等の電源供給用にAC100Vコンセントが設置されていて、隣席との間には仕切り板が設けられています。
船の前方にある追加料金(1000円、繁忙期は2000円)が必要な「グリーン席」。
幅広のリクライニングシートで、折りたたみ式テーブルとオットマンが付いていて、靴を脱いでくつろげるよう、スリッパも用意されています。
船首方向に大きな窓があるものの、船の設備があるため、前方の景色はほとんど見えず、追加料金を払ってまで利用するのはもったいない感じ。実際、利用者は数名しかいませんでした。
ドライバーズルーム。トラックドライバー用の部屋で、仮眠用のベッドと絨毯席、テーブルがあります。
よくみると、ベッドのところに「緊急用」の張り紙があります、通常は使えないものなのでしょうか。
気になったのは、客室と操舵室の階層にある船員居住区。
客室と変わらないくらいの広さ。
航行時間2時間半の近距離フェリーでどのように使われているのでしょうね。
南海フェリーでは、乗船券と最寄りである和歌山港駅から南海電鉄の主要駅までの乗車券がセットになった「好きっぷ2000」という商品を販売しています。
割引率がかなり高いので、徒歩でこのフェリーを利用するなら買い忘れないようにしましょう。