玉川上水は、江戸時代に江戸の飲料水不足を解消するため、多摩川の羽水取水口から四谷大木戸まで敷かれた上水道で、約43kmもの長さがあります。
現在も羽村取水口から小平監視所までは、現役の水道用の水路として、水源の3分の1占め都民の生活を支えています。

2003年には、東京(江戸)の発展を支えた歴史的価値を有する土木施設・遺構として、文化財保護法に基づく国の史跡に指定されています。「玉川」の名は「多摩川」ではなく、工事請負人の姓に由来するもの。

小平監視所から下流は、1986年に東京都の清流復活事業により水流が復活しています。

こちらは西武鉄道国分寺線の鷹の台駅近くの橋脚。
レンガ造りになっています。

この玉川上水の名が付いている駅が、東京都立川市と東大和市にある西武鉄道と多摩都市モノレールの「玉川上水駅」。玉川上水に近いから、というのが駅名の由来なんだとか。

1989年の多摩都市モノレールの開業に伴い、西武鉄道の駅舎は移設されましたが、駅の南に旧駅舎が現在も残されています。

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