東京都千代田区にある靖国神社へ。

靖国神社鳥居


境内にある軍事資料館「遊就館」は、戦死者の遺品や明治維新以降の近代史が学べる22部屋の展示室と2つの映像ホールから構成されています。
うち、1階の玄関ホールと有料エリア中央の大展示室は撮影可能で、特攻兵器(人が搭乗し機体ごと敵機に体当たりする、戦死を前提とした兵器)が展示されています。

遊就館


1階玄関ホールに展示されている旧日本海軍の「零式艦上戦闘機52型」(通称:零戦)は、ニューギニア等南洋諸島で回収された部品から復元されたもの。
大型爆弾を搭載して特攻に使用されました。

零式艦上戦闘機


ここから先は大展示場に展示されているもの。

旧日本陸軍の艦上爆撃機「彗星一一型」で、カロリン諸島ヤップ島で発見、陸上自衛隊において復元されたもので、戦局の悪化から、爆撃よりも特攻用途に使用されました。

彗星


旧日本海軍の「桜花」のレプリカ。航空機から射出されるロケット爆弾に人が登場するタイプの特攻兵器。

桜花


旧日本海軍の「回天一型改一」は、大型の魚雷を改造し人が乗れるようにした特攻兵器。

回天


旧日本海軍の「海龍」は、船首に炸薬を装着した潜水艇タイプの特攻兵器。

海龍


旧日本海軍の「震洋一型」のレプリカ。
ベニヤ板製のモーターボートで、船首内に爆薬を搭載した特攻兵器。

震洋


旧日本陸軍の「マルレ」は、震洋と同様のベニヤ板製のモーターボートで、後部に爆雷を積載する特攻兵器。