観光バスは、トイレ休憩の「道の駅うとろ・シエリトク」を経由し、ウトロ漁港人工地盤へ。
わずか数百メートルの距離をバスで連れて行ってもらえるなんて贅沢…。
ウトロ漁港人工地盤は、2016年に完成した漁港施設。
1階が漁業専用の衛生管理エリアとなっていて、2階から水揚げ・選別作業を見学することができ、「ウトロ鮭テラス」という愛称が付けられています。
2階には、一般車両が駐車できるスペースもあるので、車でひょいと見に来ることが可能。
2階の奥のほうは、漁師さんが漁具を整備・調整するスペースになっています。
定置網で使われる一つの網(身網)の大きさは、オロンコ岩(高さ57m、幅200m)ほどあるため、大型クレーンを使って網の補修や調整を行うそうです。
さっき、沖で網おこし作業をしていた漁船が帰ってきました。
こちらは、水揚げしたサケを選別する選別台。
HBC(北海道放送)が取材に来ていました。
何かの番組で放映されたかも。
氷の入った船のいけすの中で、冷やしながら運んできたサケを大きな網ですくい上げます。
何十尾ものサケが入っているので、船に備え付けのクレーンの力を借りて持ち上げ。
選別台で網を広げサケをおろす。
それを10人で手早く、等級ごと、オス・メスに分別していきます。
分別されたサケは、タンクごとフォークリフトで運ばれた先で競りにかけられます。
その後、仲買人による入札が行われた後、トラックに積み込まれ、加工場へ運搬。
サケと一緒に網にかかったブリ。
立派なブリですが、サケと比べると単価は低いため、ここではあまり喜ばれない魚なのだそうです。
再びバスに乗って、すぐ近くの「お食事処 夷知床(えぞがしま)」へ。
ツアーには朝食も含まれています。
サケに係るツアーということで、鮭フレークとイクラの親子丼。
朝から贅沢な…。
ウトロバスターミナル横のペレケ川へ。
斜里町役場の森さんのガイド付きでサケの遡上を見学。
最後にアンケートを書いてツアーは終了。
サケ漁が間近で見られて、知床観光船(カムイワッカコース)並の観光付き。
おまけに豪華な朝食が食べられて大満足のツアーでした。
(続く)