雄阿寒岳は、釧路市阿寒町のマリモで有名な阿寒湖の東側にある山で標高は1370m。近くの雌阿寒岳(1499m)よりも低いのは意外な感じがあります。それぞれの山の名前の最初に付く「雄」「雌」は、アイヌの人達がこれらの山を「ピンネシリ(男山)」「マチネシリ(女山)」と呼んでいたことに由来します。
ひょうたん沼からの雄阿寒岳。
(Photo:Yamamoto)
登山口から入ってしばらくは阿寒湖の畔を歩きます。
10分ほど歩くと太郎湖に、そこからさらに10分ほど歩いた分岐を湖畔方向に進むと次郎湖に着きます。
太郎湖。湖というより沼のよう。
次郎湖。
分岐まで戻り、登山道に復帰。
このあたりは、地面が木々に遮られて光があまり届かないため、苔に覆われています。
宮崎駿監督のアニメ「もののけ姫」の森の中のような雰囲気。今にも森の精「コダマ」が出てきそう。
1合目を過ぎると斜度が増し、きつめの上りが続きます。
4合目を過ぎたあたりから、所々で木々の間から阿寒湖や雌阿寒岳が見えるように。
ひょうたん沼からの雄阿寒岳。
(Photo:Yamamoto)
登山口から入ってしばらくは阿寒湖の畔を歩きます。
10分ほど歩くと太郎湖に、そこからさらに10分ほど歩いた分岐を湖畔方向に進むと次郎湖に着きます。
太郎湖。湖というより沼のよう。
次郎湖。
分岐まで戻り、登山道に復帰。
このあたりは、地面が木々に遮られて光があまり届かないため、苔に覆われています。
宮崎駿監督のアニメ「もののけ姫」の森の中のような雰囲気。今にも森の精「コダマ」が出てきそう。
1合目を過ぎると斜度が増し、きつめの上りが続きます。
4合目を過ぎたあたりから、所々で木々の間から阿寒湖や雌阿寒岳が見えるように。
さらに進むと植層がハイマツ帯に変わり、次第に背丈も低くなってきて四方の視界が開けます。
7合目を過ぎたあたり。
このあたりからの阿寒湖の眺めは抜群。登って良かったと思う瞬間です。
やや緩くなった斜面を登ると最初のピーク、8合目に到達。
登山道脇の遺構は、旧日本陸軍の気象観測所跡。
1944年(昭和19年)から1946年(昭和21年)まで気象観測のため人が常駐していたそうです。
エゾシマリス。観測所跡付近を住処としているようです。
ここから一旦コルに下り、やや急な斜面を登り切ると山頂に到着。
山頂からは阿寒湖は一部しか見えません。
代わりに「ペンケトー」と「パンケトー」の眺めが良好。
ペンケトーは、阿寒横断道路沿いにある双湖台から見ると北海道の形に見えるとして知られていますが、双湖台から見えるのは湖の一部で、この雄阿寒岳の山頂からしか、その全容を観ることができません。
前半の五合目近くまでは、傾斜が大きくて眺望がほとんどない辛い山ですが、後半は阿寒湖やペンケトー・パンケトーの絶景が楽しめるので、登って損はない山といえます。(2002年登頂、登り:2時間40分、下り:1時間50分)