釧路駅近くにある和商市場では、市場内の店をまわって自分の好きな海鮮物を少しずつ買ってご飯に載せてもらう、自分だけのオリジナル海鮮丼を作ることができます。この丼は「勝手丼」と呼ばれていて、この市場の名物にもなっています。

和商市場2

元々は、節約旅をしていたライダー達に、鮮魚屋が市場内の総菜屋でご飯だけ買ってこさせ、その上に小売りした新鮮な海産物を少しずつ載せてあげたのが始まりなのだとか。

勝手丼を作るには、まず、市場内の惣菜屋や食事処でご飯を購入します。ご飯のサイズは大・中・小あり、酢飯を売っている店もあります。

和商市場3

場内に10ほどある海鮮屋や魚卵専門店等では、海鮮丼用の様々なネタが売られています。
店によって取り扱っているネタの種類や値段が違うので、気に入った店で好みのネタを選びます。もちろん1つの店ですべてのネタを揃えても構いません。

和商市場4

店の人に希望のネタを言ってお金を払うと、ご飯の入った丼に盛りつけてくれます。

和商市場5

自分の納得いくまでネタを盛りつけたら、最後にネタを買う店でワサビを載せ、醤油をかけてもらいオリジナル海鮮丼(勝手丼)の完成。市場の中央に設けられたテーブルで召し上がります。

和商市場8

作品例1:安めの具材で作ったもの

和商市場6

作品例2:ちょっといいネタを使ったもの

和商市場7

和商市場は観光客向けの市場で、かつてのように地元の人がふだんの買い物に来るような場所ではなくなっています。ですので、他と比べて、ボリュームがあったり、海鮮丼が安く食べられるということはありません。
市場の雰囲気や自分で好みの海鮮ネタを選んで丼を作ることを楽しみましょう。(2007、2008年訪問)