北海道川上郡弟子屈町の屈斜路湖畔にあるとても小さな浜。
マリゴケが砂浜だけでなく、砂の下にもたくさん埋まっていて、浜を歩くと「ぷよぷよ」することから、近くの宿へ来る旅人が名付けました。

浜からは人造物は何も視界に入らず、聞こえるのは波の音だけ。その波に揺れるマリゴケを見ながらのんびり過ごせる場所です。

ぷよぷよ浜2    

マリゴケとは、ホソヤナギゴケなど数種類のコケが波の揺れによって1~10cmぐらいの球状になったもの。
球状になった藻といえば、国の天然記念物のマリモがまず頭に浮かびますが、あちらはシオグサ属の緑藻植物から形成されています。

ぷよぷよ浜3

マリゴケは、日本では屈斜路湖と福島県の猪苗代湖の2箇所が形成地とされており、弟子屈町では昭和44年7月11日に町の天然記念物に指定されています。

ぷよぷよ浜4

浜の入口より奥は道路が崩れていましたが、バイクだと何とか通れる状況だったのでさらに奥へ進んでみると。

ぷよぷよ浜5

数百メートルほど進んだところで橋が落ちていて行き止まりになっていました。
残っている橋脚は木製で、かなり昔に作られたもののよう。
屈斜路湖を一周する道路が出来たのが大正13年なので、開通時のものがそのまま残っているのかもしれません。

ぷよぷよ浜6